おはようございます。ちこです。
私の夢は、『80歳になったら夫や子供たちと縁側でお茶を啜りながら思い出話をする』こと。そのために、今は健康でいるための体作りや、穏やかに暮らすための心を鍛えている最中。今まで出会ってきた高齢者の中にも、「こんな風に歳を重ねられたらすてきだなあ」と思わされる人がたくさんいました。
たとえば、Mさん。嫌味を言うおばあちゃんは、サラッと交わせる。折り紙や押絵などいろんなことに挑戦して、毎日散歩を続けて体作りも欠かさない。
それからSさんは、認知症のおばあちゃんにも気さくに声をかけ、混乱する様子があってもどっしり構えて相手をリードするサバサバしたお方。お子さんの面会も多く、友人作りも上手。
他にも、絵手紙などの趣味がたくさんある方や面白いことが大好きとマジック見せてくれる方、重たい悩みを抱えながら「なんとかなる」と笑って過ごしている方…私の周りには理想のおばあちゃんがたくさん。
そういえば、散歩中にそのへんで摘んだであろう野菊を一本片手に歩いていた方も倍賞千恵子さんみたいですてきだったなあ。マックで隣席になったおばあちゃんは、ウクレレを習い始めたと笑顔で教えてくれて、キラキラしていた。

そして、この間出会った本もまた、私の理想になりました。

多良さんは87歳にして、YouTuberなのだそう。読むまでは全く知らなかった…。
団地でのひとりぐらし、普段の生活を紹介されています。目の行き届く範囲のものを大切に選んで管理される丁寧な暮らしぶり、無理の効かない体になっても前向きに休みながら暮らす様…そして今が一番幸せと思える心。
きっと、多くの高齢者の暮らしってこうなのかな、と。体の痛みや家族の愚痴、悩み事…様々なものを抱えながら、みなさん工夫しながら元気に生きようとしている。あの頃は良かったと言う方もたくさんいらっしゃるけど、どこかでは「今が一番幸せ」と思えているのかも。
私よりもずっと人生経験を積んでいる方々は、たくさんの工夫をして今を生き易く、できるだけ楽しく明るく前向きに過ごそうとしている…それを知るたびに、歳を重ねることはこわくないと実感します。
生きていれば自然と歳を重ねていく。私にとって周りの高齢者は自分の未来で、「今が一番幸せ」と話す姿は、やっぱり私の希望です。


最後まで読んでくれてありがとうございます。
今日は、名曲と共にお別れです。

私は30代ですが、これから体の衰えを強く感じると脅されて（？）いるので、そこはまた、人生の先輩にアドバイスをもらいながら乗り越えていきたいです。ちなみにこの間パン作りで痛めた腰は、ようやくコルセットを外せるようになりました。みなさんもお気をつけて…。