見出し画像

集団登下校あり?なし?🚶‍♀️🚶‍♂️

2024/02/09

みなさんの地域では、小学生は集団登下校がされていますか??

私が赴任した学校では、集団登下校をしている学校としていない学校がありました。

これに関しては、本当に地域によって違うので、一概には言えませんが、関東圏の学校は割と集団登校をしている気がします。
また、集団下校に関しては、低学年までで、3年生くらいからは、4月5月は実施するけれど、そのあとからは子ども達の意思に任せている学校もあります。

低学年のうちは特に、通学路にあるちょっとした物に興味を持ち、1人で歩いていると、恐ろしいほど時間がかかったり、通学路ではないルートを歩いて帰ってしまったりするため、下校時は教員が地区ごとのコース別に別れ、途中まで送っていくこともあります。

私は、集団の登下校については推奨派です!

理由は、3つあります。

①【複数の目があることでの犯罪防止効果】
これは言うまでもなく、1人で歩いているより、複数人で歩いている方が、不審者側から手を出しづらいと言う効果です。
ただし、気をつけなければいけないのは、分かれ道で別れた後に1人で長く歩くことになる子どもたちです。
低学年では、1人になる分岐点から保護者が迎えに来ている場合もありますが、高学年だからと言って、狙われないという保証はありません。
防犯ブザーの鳴らし方や、襲われた時の声の出し方、帰る時の約束など、日頃から子どもたちには訓練をさせておかなければなりません。

②【登校しぶり抑制】
登校時には、複数名で構成された班で、決まった場所に集合をして登校をします。
基本的には、学校に向かう方向で集合場所を設定しますが、中には少し学校から遠ざかる必要がある子どももいます。ここが、集団登校のデメリットかもしれません💦
しかし、集まって登校をする場合、集合場所に来ていない子どもの家にリーダーが呼びにいくと言うシステムをとっている学校もありました!
好きな時間に家を出ることができるというのは、一見保護者にとっても子どもにとっても自由が効きそうですが、登校時間が定まっていない子どもこそ、不登校の傾向が強いです。
一度、許してしまうと、次の日もずるずると登校する時間を遅らせていくというパターンが多いので、決まった登校時間を守る、上の学年のお兄さんお姉さんが待ってくれているなど、少しの制限があった方が、不登校の抑制にもつながると考えます。

③【異学年交流の場となり、リーダー性が育つ】
1〜6年性で構成される班ですから、学年が高い順に班長を務めます。
毎日登校を引っ張っていってくれた先輩たちの姿を見ているので、そんなに難しい役割ではありません。
6年生になると、児童会が始まりますが、各委員会の委員長、副委員長、書記になれる人数は残念ながら決まっています💦
でも、10人いかないくらいの地区での班の中では、班長というトップの役割ができる可能が大きいのです。
自分たちの班を安全に学校まで辿り着かせるというミッションが与えられているわけで、普段静かであまり話さない子も、班長をやっている時は、小さな声ながらも「端によってねー!」と声をかけている姿を見て感動しました🥹👏

以上3つが私が集団登下校を推奨す理由です。

しかし、班を構成するには、PTAや、担当教諭の割り振りなども絡んできます。
正直、この校務分掌の担当になると、外部との連絡を取り合わないといけないので、教員の仕事的には非常に重たいです。
最初の顔合わせや、年に1回はある、全校の引き取り訓練や、一斉下校など、そこまで行事が多いわけではありませんが、事前準備が増えます。

しかし、一度形を作ってしまえば、次の年も大きく変わることはないですし、毎日、子どもたちを見送ってあげることで、「まだ家に帰って来ません。」という問い合わせが来たときにも、何時何分頃門を出たから、このルートを歩いて、ここらへんかなと見当がつくわけですし、一緒に帰っている子どもの家にやっているのかもしれないと、友達関係も把握しておくことができます。

これは、この学校が集団登下校をしていてよかったなと思った私の経験から書いています。

というのも、今朝、車で信号待ちをしていたら、横断歩道を1人でスキップをしながら渡る、3年生くらいの男の子を見ました。なにやら、歌も歌っているようで、目に入った道路の氷を一つずつ割りながら進んでいくのです!とても可愛らしいな😊と思うと同時に、周りには小学生は見当たりません💦
学区が広い地域ですから、1人になってしまうこともありますが、きっとこの子は周りの様子は見えてないですよね!道路の氷割りに夢中なのですから!!!

慣れている通学路ほど危ないと思っています。
田舎だから大丈夫なんてことはありません。
登校中もできる限り1人にならないように大人は見守ってあげなければいけないと思いました🖐️⚠️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?