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「太陽と月のあいだ」(5)-1 私の人生で起きた一番大切なコト

私はこれを書くためにnoteをはじめたのだが、あまりにも大切なコトだし壮大なことなのでどのように書いていったらいいか判らない

なので、まずはそれに至るまでの大まかな流れを書いていこうと思う

ある一時期、私はそれまで経験したことの無い現象に苦しんでいた。頭の中に私の感情や考えではないものがぐるぐるとひしめき合い、うるさい程に溢れかえって、本当の自分の考えや感情が何なのか判らなくなりそうな状態だった

一体これは何なのだろう?
次々にやってくる考えを出来るだけ一つ一つ拾ってみても、やはり私のものではない。私はこんなこと考えてもいないし、感じてもいない❗

そんなことが数日続いたある日、もう疲れ果てぐったりしながら銭湯に向かった

シャンプーをしようと席に着いたとき、隣にやってきた女性の様子が気になった。するといきなり、彼女はそこでオシッコをし始めたのだ❗️

ビックリし、慌ててそこからシャワーコーナーに逃げ込んだ

シャワーを浴びながら、今起きた事と、これまでの一連の苦しさに涙が出てきて、
『お願いします、助けて下さい❗️どうしたらいいですか❗❓️』と強く祈ったその時、

「赦しなさい。貴方なら出来る筈です」

声が、スッと降りてきた

耳ではなく、私の中に

とても静かな、混乱している私がたちまち落ち着く声

男性でも女性でもない、そして音ではない声


その時の私は、真の意味での“ゆるし”を解ってはいなかった。が、あれ程うるさかった頭の中のざわめきも先程起こった事に対するショックも消えていた

今起こった不思議な厳かな声に、心が静かに震えていた

喜びという震え

言葉にすると感動というのだろうけど、もっと深く、静かなもの

それ以来、あの謎の頭の中の現象もきれいさっぱり起こらなくなった

             (5-2)へ続く


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