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ChatGPTの悲劇 Part7(前編)

私の知り合いの娘さんの話であるが

小学校6年生の彼女には文才があり
大人顔負けの文章が書ける

また
彼女は自然科学に興味を持っていることもあり
『自然科学の観察』をテーマにした論文コンクールに応募した

彼女がこれまで学んできた知識を尽くした大作は小学生とは思えないレベルの論文であった

そして
見事、文部科学大臣賞に選ばれる

これにより
彼女は天才と呼ばれ一躍、世間の注目を浴びた

彼女が表舞台に登場する表彰式には
多くのメディア関係者が集まった

しかし
人前で話すことが苦手な彼女は
インタビューの受け答えが辿々しい

論文の核心部分の見解を問われても
彼女は頭の中が真っ白になってしまい
何も答えられない

彼女の顔を赤くしてオドオドしている姿に
審査員、聴衆は
ある疑念を抱いた

“生成AIが書いたな”

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