ちぐはぐコンビで大人ディズニー②
前回のお話はこちら。
パレードも終わり、いったんお茶休憩することにした私たち。
どのオヤツにしようかと、ワクワク相談する私に、友から鬼の一撃が…。
「私、お腹空いてないから、コーヒーだけでいい」
ええ〜っっ! マジですか!?
ディズニーに来て、スイーツなしなんてこと、あるんですか。
自分も、別にお腹が空いてるわけじゃないんだけど…
スイーツは別腹なんだ。
お腹が脳が甘いものを求めるんだよ、ベイベー。
ということで、コーヒーだけのために長距離歩かせるのも悪いので、すぐそばの「美女と野獣」エリアに行くことに。
本当は、ドナルドのイベント仕様のデザートを狙っていたのだけど…
チュロスで手を打ちますか。
どうせなら、ここで。
すぐ横でテイクアウトもできるのだけど、前から店の中に入ってみたかったので、友に了承いただき、イートインすることに。
ところで、10年ぶりにディズニーランドに来た我が友、もちろん「美女と野獣」エリアも初めて。
自分がムスメと初めて来た時は、映画の中の町が目の前に再現されていることに大興奮で、キャアキャア騒いでしまったのだけど。
友は静かに一瞥し、お城をバックに写真を1枚撮っただけで、もう満足した様子。
え?
街の中、見て回らなくていいの?
奥の方も、続いてるよ…?と、戸惑う私。
あそこにベルの家もあるよー、と私が指差した時にも、「あ、ホントだ」とチラリと見て、通り過ぎていく友。
えぇ〜?素通り⁉
近寄って、見なくていいの?
写真撮らなくていいの?
スゴーイ!いいねぇ!可愛い〜!
と、まるでアイドルの撮影会のごとく大騒ぎし、あっちもこっちも写真を撮りまくって、なかなか立ち去れなかった自分とムスメの姿が、脳内をちらりと霞めます。
友とのディズニー熱の差を、1番感じた瞬間だったかも。
いや、大人ディズニーとしては、彼女の落ち着いた態度の方が普通でしょ…
と、脳内のもう一人の自分がつぶやいているけど、聞こえなかったことにしようっと(笑)
今回は、心優しき友が「久しぶりで、どれも新鮮だから何でもいいよー」と言って、アトラクションの選択はほぼ私まかせ。
それをいいことに、穏やかなものばかり乗ってしまいました。
絶叫系の中で、唯一自ら乗る「スプラッシュマウンテン」(最後だけ頑張ればいいから 笑)も、混んでいて結局乗らず。
若い頃は絶叫系メインで乗っていたという友には、物足りなかったかな…。
ちなみに「スプラッシュマウンテン」では、最後に落ちるところで、つい下を向いて縮こまってしまう私。
いつも写真には頭頂部しか写っていません(笑)
友が「スペースマウンテン」が綺麗で感動したと語ってましたが、わしゃ〜、ひたすら耐えるだけで、全然余裕がのうて、やたら長〜く感じたことしか、とんと覚えてないわい。
(忌まわしい記憶に、一気に年を取る私)
もうすぐアトラクション終了のせいか、人気で混んでました。
友よ、乗りたかったかい?
すまないのう。
夜のお楽しみといえば、やっぱりエレクトリカル・パレード。
沿道はすでに人でいっぱい。
芝生越しに見たので、ちょうど木と木の間を通っている時のみがシャッターチャンスという、タイミング命の難しい場所で見ました。
特に素敵だったのは、「ラプンツェル」のフロート。
なのに、一番綺麗に輝くタイミングで、木や看板に邪魔される悲劇(泣)
写真に上手く撮れなかったので、ぜひ現地で実物をお楽しみくださいませ。
光のパレードで胸いっぱい。
心を満たしたところで、次はお腹を満たしに行きますか。
夜はご飯ものがいいね、ということで「センターストリート・コーヒーハウス」に行き、こちらをチョイス。
手前は甘口のバターチキンカレー、後ろ側は中辛のビーフカレーになってます。ハートは芋もち。
辛いのは得意でない私でも、美味しく食べられましたよ。
あまりの可愛さに、ムスメにLINEして見せびらかしたら、
「かわいい」
「こわしてたべたんだ」
と、痛いところを突くコメントが…。
そうなの…。崩さないと食べれないの。
こういうのを食べるとき、性格が出ますね。
友は右端から、淡々と着実に崩して食べていました。
私は、なるべく顔を残しておきたくて、先に両腕から食べました。
でも、途中で結局、首チョンパして頭を転がし食べたので、残酷度は私の方が高いかも…(笑)
レストランが空いてたら、これも食べてみたかったなぁ。
さてさて。
長いつき合いながら、いっしよにディズニーに行ったのは初めてだった私たち。
友は、終始、落ち着いた大人の態度で、興奮してウェイウェイ盛り上がることもなく終わってしまい、正直ちょっと寂しかったです。
全力で盛り上がって遊ぶなら、ディズニー好き度や脳内年齢が同じ者同士の方が、よりハッチャケられていいのかもね。
……って、あれ?
ムスメと行って同じくらい盛り上がってる母は、脳内年齢が高校生並ってこと…?
成長の遅い母でスミマセン。
でも、初めてやお久しぶりのアトラクションに次々乗っては、新鮮な反応をする彼女を見るのは面白かったし、自分とは違う楽しみ方をするのも興味深かったです。
「スティッチ・エンカウンター」で、思いきりアロハ〜!する姿をスクリーンに映し出され、照れつつも笑っていた友。
キャストの呼びかけに真面目に応え、拍手したり手拍子していた友。
夜のパレードで、けっこう感動していたのも見逃しませんでしたぞ。
普段はランチやお茶して、えんえんお喋りしてることが多い私たちですが、たまには非日常の世界で遊ぶのも良いものだよね。
朝から夜までおつき合いいただき、ありがとう。
気遣いやさんの彼女のこと。
きっと、う〜ん…と思うことがあっても、口にはしないから。
つい甘えて、ワガママにならないように気をつけつつ…
これからも、どうぞよろしくね。
オマケmemo
今回、唯一心残りなのは、ドナルドのグッズが買えなかったこと。
本当は、バッグにつけるものを何か買って、気分を上げようと思っていたのだけど。
まぁ、見事にドナルドのグッズが店から消滅していて、イベントものだけでなく通常のものまでスッカラカン。
見かけたのは、お菓子だけ。
同じように、ドナルドを探して店内をうろついては、「いない…」「グワァグワァがいない…」とさまよい歩く買い物ゾンビと何度かすれ違ったので、きっとランド全体で品切れ中なのでしょう。
イベント中なのに、全然売ってないって…。
くすん。
もうちょっと販売数増やしてくれないと、グッズ競争が激しすぎて、ついていけません。
友と、こんなお出かけもしてます
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