熱海で太鼓を叩きまくる

雪花

2023年8月16日 15:07

ムスメとふたり、熱海への女子旅。
前回までのお話は、こちら。

最終日は、熱海城へ。
熱海駅前からバスに乗り、あっという間に着く短いロープウェイに乗り換えます。

ロープウェイを降りると、また建物内の階段をグルグル上り、外に出てからも、炎天下には地味にキツイ坂が待ってます。
涼しい遊び場を求めて熱海城に来たはずが、着く前に汗をかくはめに。
トホホ。

さすが、観光のために造られたお城。
歴史的重厚感、全くなし（笑）

でも、1番上の天守閣からの眺めは良きです。

それもそのはず。
私たちの泊まったホテル、ニューアカオは、熱海城のすぐ近く。
お散歩した時に眺めた方角と、いっしょでした（笑）

城内には、資料館やマッチ棒で作ったお城、江戸の謎絵、遊び絵、体験コーナーなど。
無料のマッサージチェアまでありました。
とにかく思いついたものを、これでもかと集めてみました、という感じです。

しかし、何より驚いたのは、地下にあるゲームコーナー。
ワンフロア全て、無料のゲームが所狭しと置かれ、ピコピコバンバンキラキラ。
突然、江戸から超現代世界に放り込まれ、ここは何処？私は誰？という気分になります。
そして、この地下フロアが、どの階より1番人が多く賑わっていました（笑）

せっかく無料なので、私たちも遊ぶことに。
エアホッケー(けっこう本気）で勝って、気を良くした私は、さらに「太鼓の達人」に挑戦。
ふたりとも初めてだったので、簡単モードにしたら、選曲に子ども向けアニメの曲ばかりが。
いやいや。
いくらなんでも簡単すぎでしょ。
小バカにしながら始めたら、それでも叩くタイミングを外すふたり。
さらに、テンボのいいJポップに挑戦したら、ずーっとズレたまま外しまくり（笑）
いや、難しかったです。
これは練習がかなり必要なゲームですな。
はまって通ってしまう人の気持ちが、ちょっとわかる気がします。

それにしても、まさか熱海まで来て、お城の地下で一心不乱に太鼓を叩くことになろうとは…。
人生、何があるかわかりません。

お昼は、庭にあるレストランでいただきました。
ごちそう続きでお疲れ気味だったので、さっぱりと麺類で。
蕎麦派の私と、うどん派のムスメ。
どちらにも伊豆のワサビが添えられてましたが、ふたり共、苦手なので残してしまいました。
あー、もったいない。
(お前が言うな）

食べ終わった頃、若者グループが入ってきたのですが、店員さんの「お客様、何名様ですか？」の呼びかけに無反応な彼ら。
何度も何度も「何名様ですか？」と聞き続け、少々キレ気味になりだす店員さん。
ワイワイガヤガヤ、返事をしないで席につこうとする若者たち。
どうやら海外から来たアジア系の方々らしく、日本語がわかっていないのでは？と気づきました。

お手伝いした方がよいのかしら…
と思ってたら、彼らの方から店員さんに近づいて、何か会話してる様子。
大丈夫そうなので、私たちも席を立ってしまいましたが、あの後、無事に食べたいものを注文できたかなぁ。
スマホで翻訳、なんて考えられない時代に海外に行ってた者としては、つい、なんか心配しちゃいますわ。

レストランの裏手には、景色のいい撮影スポットがありました。

何か工夫したら、すごい映え写真が撮れそう…
と思ったけど、何も思いつかないので、結局ピースするだけに終わるムスメ（笑）

隣接する「トリックアート迷宮館」でも、遊びました。
そういえば、去年の夏にも横浜でトリックアート行きましたっけ。

その時も、あまりの演技力のなさに、ろくな写真が撮れなかったのですが、懲りずに、また入ってしまいました。
だって、暑くて行く場所がないから（笑）

帰りのバス停は、ロープウェイ乗り場のすぐ横にあるのですが、本数が少ないので、あらかじめ時刻表チェックしておくといいですよ。
私たちは、ちよっと早めに戻って来たら、回りに涼しく待てるような場所が何もなくて、まいりました。
少し歩いたところに、後楽園ホテルがあったので、さも宿泊客のような顔をして、ホールで涼みながら時間を潰しました。

猛暑の旅は、なにかと不便。
でも、わかっていても、出かけたくなってしまうのが夏休み！ですよね。

今回は行かれませんでしたが、こちらも熱海に来たらオススメです。

「起雲閣」
大正時代に別荘として建てられたものを旅館に変え、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治などの文豪たちにも愛された宿だったそうです。
今では、文化財として一般公開されています。