見出し画像

思い出と好きが詰まった虎ノ門。東京は、私が成長できた場所。

東京ライフスタイルマガジン。今回は雨の降る中、新緑が美しい虎ノ門でインタビューをしました。


虎ノ門は、じっくり自分と向き合える場所


ーーなぜ「虎ノ門」が好き?

新卒で建築関係の会社に入って、初めて通った現場が虎ノ門でした。その後、転職した2社目で任された最初の案件も、虎ノ門だったんです。そんな経緯がある地というのが、1つの理由です。

もう1つは、自分の根本と向き合ってもがいていた時期に、よく祈った場所だったこと。朝早く来て、虎ノ門のベンチで祈ってから職場に行ったり、仕事帰りに寄って祈って帰ったり。その頃は実家暮らしだったので、1人で静かに過ごせる場所としてよく利用していました。

虎ノ門ってオフィス街なのに緑が多いし、座り心地の良いベンチや椅子が何個も置いてあるんです。なんて良心的!って思いましたね。オフィス街って人を溜める場所じゃないのに、どうぞどうぞって、開放的なんです。

それから、オフィス街なので土日はがらんとしているんですよね。休日、集中して作業したい時、虎ノ門まで足を運ぶこともあります。

グリーンが多くて、良い感じにウッド調なのも気に入っています。東京の無機質な、直線しかないようなビルの景観も大好きなので、経緯と好きが詰まっていて最高です。

無から有を作る、クリエイティブなことが好き


ーー好きなこと、関心があることは何ですか?

美容、健康、デザイン、ダンス。最近は動画作成にも挑戦しています。無から有を創造することに、やりがいを感じるんです。無いところから作り出すことが、楽しいなと。

ダンスでも、振り付けがあって習って踊るものも好きだけど、何も振りがないところで曲だけが流れてきて、それを聞きながら作るのが好きで。テーマがあって、そこから作っていくというのも好きです。

ダンスは子どもの頃から、長くやってきました。嬉しい時も楽しい時も、とにかく私の人生とダンスは切り離せないってぐらいです。ダンスのスキルは眠らせる訳にはいかないと思って、技術を磨くために今もスクールに通っています。天が与えてくださった個性だから、言葉で言い表せない神様の心情とか、表現して行きたいなと。高校生の頃、ダンスで奇跡的に賞を取ったことがあって、その時からずっと思っていますね。

根暗で自信がない性格を変えたかった


ーー聖書を読むようになったきっかけは?

根暗な性格と、人前に立つと自信を失うこと、これに向き合うしかなくなったのがきっかけです。高校でダンス部の部長になったことで、この性格がさらに浮き彫りになっちゃって。直したいけれど、どうやって直せば良いのかと、方法を探し始めたんです。

高校2年生の、そろそろ進路も考えていかないとという時でした。勉強は苦手だったので、美術系か、体育系の大学に進学をしようと思っていたんですね。となると将来は、美術の先生とか体育の先生とか、指導する側の道に行くのかなと、大学を選びながら考えたんです。

でも部長ですら手に負えていないのに、先生になったら、毎日この〈自信の無さ〉と〈根暗な性格〉に向き合って行かねばならないのかと。お先真っ暗になって、希望が持てなくなりました。

そこで、活字が苦手で本を読んでこなかった私が、自己啓発本を2冊読んでみたんです。

読んだ結果、「これをやれてたら、悩んでないねん!」って(笑)。「これが出来ないから困ってるんだ!」となって、諦めました(笑)。自己啓発本は自分には無理だ、私には該当しない、と思って、余計に絶望しました。

そんな時に兄が、ほんっとにダメ男だったんですけど、そのダメ男が、大学に入ったら、下から3番目だった成績が上から3番目になったんです。

どうした? 何が起きた? って。

それが、聖書を読んだからだと言うんです。

それはどういうこと?はよ聞かせろ。というのが聖書を学ぶことになったきっかけです。

ダメ男が激変するなんて、どういうこと?


ーーどのくらいダメ男だったんですか?

ダメ男は高校時代、とにかくだらしがない生活をしてました。家では寝てるだけ。さんざん友達と外で遊んで、夜遅くに帰って来て、お風呂だけ入って寝る。朝はギリギリ。遅刻もしょっちゅうで、滑り込みの毎日でした。

中学まではオール5とか、4と5しかないような、ちゃんとした兄だったのですが、高校に入ったとたんにモチベ0になったんです。勉強を諦めて、努力を一切しなくなりました。数学で0点を取ったり、化学で2点を取ったり。成績が悪すぎて、よく親が呼び出されてました。

そんな兄が、聖書で人生の目的が分かっちゃったもんだから、頑張るぞーって本人の中でなったらしいんです。それで猛勉強して3番を取ったと。

やれば出来るのに、人生を生きるモチベーションが0だったから、力を発揮する場所が無かったようです。生きる意味を見出してからは、超優秀な兄になりました(笑)。

私も、そのまま大学に入ったら遊び人間になっていたと思うので、聖書に出会うきっかけをくれた兄に感謝しています。

ーー聖書を学んでみてどうでしたか?

初めて聖書を学んだ日に、牧師さんが宇宙の話もしてくれたんです。私は宇宙がすごく好きで、この地球の先にある宇宙ってどうなっているんだろうと考えていたので、目をキラキラさせて聴き入りました。テストや文化祭が一段落して時間があった時期だったので、続けて教会で学びました。

根暗のダメダメ部長で、部長を辞めたいと思うこともあったけど、部活の前に神様に祈ってから始めると、力を受けるし、天からの助けもありました。顧問からも「変わったね」と言われるようになったんです。自分でも変化を感じていたけど、周りからも言われるくらい、根暗からは明るくなったんだなと。

神様を知って救われたから、この状態で部活を続けたい、もう一回頑張ろうと思って。普通は2年の終わりで引退するんですが、3年生の6月の大会まで部長を続けて、引退しようと決めました。

紆余曲折あったけど、弱小高だったのに、初めて6月の大会で賞を取れたんです。誰が考えても考えられない奇跡が起こって。何が起きた? みたいな。

そんな奇跡を起こしてから引退しました。どうして賞を取れたのか、本当に正直、まじで分かんなくて。神様の奇跡でしかないって思ってます。

ーー今後の目標は?

ダンスの表現の幅を増やしていきたいです。ダンスでどう発信するか、どう見せたら良いのか、よく考えています。人数がいればいるほど表現が広がるので、同じ志を持って語り合い、一緒に踊れる仲間も集めたいですね。

曲、構成、振り、衣装など、全部考えて、いつかは天国を表すような壮大なダンスを披露したいです。


東京ライフスタイルマガジン
by 希望光教会(キリスト教福音宣教会)

進学や就職で多くの若者が集まり、出会いも娯楽も溢れる東京。忙しい現代を生きながら、なぜ2000年も前の出来事が書かれた聖書に惹かれ、人生のバイブルとするのか。東京というキーワードが切り口のインタビュー企画。

✨関連記事✨


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?