No Try No Fun #139

心理的安全性、組織風土について、セミナーで学んだ時のメモに
No try No Failure
No try No Gain
とあった。

挑戦なくして失敗無し
挑戦なくして得るもの無し
まず、言葉の響きがいい。
この響き、随分と昔に聞いたことがある。

それは、
「No Pain No Gain」
スポーツ界隈などでよく使われる諺のようだ。
響きがいいから、覚えやすい。

私がこのフレーズに出会ったのは、中学生くらいの頃だっただろうか。

水泳で全国大会に毎年出場していた妹が、選抜選手だけが参加できるアメリカの著名なコーチによる強化合宿に、行くことになった。

人の名前を覚えるのが苦手な私が、自分が参加したわけでもないその合宿のコーチのフルネームを未だにハッキリと覚えているのだから、妹が選ばれたことが誇らしかったのか、羨ましかったのか、、、とにかくかなりのインパクトがある合宿だった。
「No Pain No Gain」は、その合宿のコンセプトだったのか、そのコーチの座右の銘だったのかはわからないが、合宿のチラシやTシャツにまで「No Pain No Gain」と記されていたように記憶している。

痛みなくして得るもの無し。

このフレーズには、共感できなかった。

頑張る、努力することが苦手だったから、余計だった。
本気で頑張りたいもの、努力したいという何かに出会えていなかった、というほうが正しいかもしれない。

苦しいと、楽しくないし、疲れるだけで続かない。

話しを戻して、メモ書きに戻ると、

No try No Failure
No try No Gain

挑戦なくして失敗無し
挑戦なくして得るもの無し


「苦痛」は嫌だけど「挑戦」というのは前向きでいいよなと思う。

脳は意識していることを増幅させる。
No Painだなんて、「苦痛」を強調されると正直しんどい。
苦しいことは続かない。

苦しい努力よりも、ワクワク出来るもの。こうなりたい、もっと知りたい、自分の内側にある純粋な欲求に突き動かされる行動。
これを努力と呼ぶのかどうかはわからないけれど、一流のスポーツ選手なんかは、傍から見ていると苦しそうなトレーニングであっても選手自身はそれ自体を楽しんでいることが多いように思う。

自分の中からでる本能的な欲求があると、人は挑戦しようとする。
挑戦すると失敗はつきもので、失敗の経験から工夫がうまれる、そういった過程を経て人は成長し、目標達成に近づく。

No try No Failure
No try No Gain

いい言葉だなぁと思う。この言葉の出典がわからず、調べていると「現場力を鍛える」の著者で企業研修などの講師も多くされている遠藤功氏の講演資料に同様の表現を見つけたので、覚え書きとして載せておく。


No Try No Failure、こんな言葉は日本の企業で盛んに聞かれます。挑戦しなければ失敗もない。挑戦して評価にX(バツ)がつくと、どこかにとばされる。だから何もやらない人が一番得をするという言葉です。

遠藤功氏の講演資料

No Try No Future(挑戦しなければ、未来はない)
No Try No Fun(挑戦しなければ、人生は面白くない)

遠藤功氏の講演資料

いつだって挑戦を楽しみ続ける人でありたいと思う。


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