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ライドシェアの犯罪発生率は高いのか?

 先日、地元国家議員の地域タウンミーティングに行ってきました。
 その議員さんは、ライドシェア反対の立場。

 案の定、「犯罪が〜」。と話されていました。

 下記は、Uber社から内閣府へ提出されたレポートです。

        内閣府HPより

 2019年の数値の話ですが、米国Uberと日本のタクシーでの乗車時に発生した性犯罪の倍率は、約45倍です。
 一方、米国と日本の人口10万人当たりの性犯罪の倍率は、約39倍です。
 確かに、米国Uberの性犯罪発生率は高めですね。
 でも、性犯罪総数で割り出した39倍と比較して、そこまで多いと思いますか?
 むしろ、規制がある、乗務員が管理されているから安全だといった日本のタクシーで2019年ですが19回発生してるのヤバくないですか?
 また、強姦などの性犯罪は、顔見知りの犯行が多いのですが、Uber、タクシーは、顔見知りではない場合の数値だということに注意してください。
 つまり、顔見知りの犯行が多い性犯罪総数と顔見知りではない旅客運送時の性犯罪数を同列に語るのは少しおかしいことを理解してほしいのです。

 そして、もう一つ理解して欲しいのは、性犯罪は表に出にくいということ。
 つまり、羞恥心などから被害申告がなされず認知されない暗数があります。
 単純に比較できるものではないと認識していただきたいです。(日本の方が被害申告されないとかを言っているのでありません。)
 加害者の運転手が企業体に所属していれば、金銭的解決で表沙汰にならないよう取り計らわれたケースもあるかもしれません。

ちなみに、日本の外務省がホームページ上で、米国と日本の犯罪数を比較してくれています。
 2021年の数値で殺人は、米国13537件、日本874件。殺人は、米国では、日本の約15倍ほど。
 以外に日本も殺人は、発生してますね。

 強盗は、米国121373件、日本1138件。強盗は、米国では、日本の約106倍。
 ヤバいですね。

 ここで私見を述べさせてもらうと、殺人は古今東西「怨恨」が多いです。
 そのため、この犯罪も顔見知りの犯行であることが多く、一定数は起きてしまいます。

 そこで、治安の基準としては、強盗件数が一つのバロメーターになると思います。
 この犯罪の特性は、顔見知りの場合が少ないこと。経済に左右されますが同じような経済規模、水準の国同士の比較には優れていると思います。

 すると、「顔見知りの場合ではない旅客運送時の性犯罪」と「強盗」を比較するとUberが危険、危険と言うのであれば、Uber時の性犯罪も日本のタクシーと比べて100倍くらいは起きてないとそこまでの主張をして良いものなの?と思ってしまいます。

 アプリなどITサービス上でライドシェアサービスが導入されれば、運転手と客の評価制度、女性危険なら女性運転手を選ぶ(女性運転手も女性客を選べる)ことができるようになり、安全が担保されるのではないでしょうか?

 あなたは、どう考えますか? 


 おまけ

 私が、先ほどの政治家さんに、 犯罪率は、わかりましたと。 
 でも、インバウンド等地方観光でタクシーの需要が取り切れていない問題はどう対処しますか?と質問したら、
  タクシードライバーは賃金を上げれば集まる
  そのためには乗車料金を上げればいい 
  それで困る地元の人にクーポン券を配り値上げ
 の痛みを緩和する
だそうです。
 賃上げしても、タクシー運転手のなり手増えますかね?
 クーポン券、いい加減辞めてもらっていいですか?
 どうせ、「紙」でしょ。   

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