社会に出る前の貯筋
運動の習慣がついてから、だいぶ経った。
主な運動は、テニス、水泳、筋トレだ。あと、研究の休憩にする大学内の散歩。
親友と一緒に運動しているので、サボることもなく、継続できた。1人では、ここまで続かなかっただろう。
この前、プールに行った時に、その親友から「え、筋肉けっこうついてね?」と言われた。「え、そう?」更衣室の鏡で、確認する。「ほんとだ、前はあんなにヒョロかったのに」腹筋もうっすら割れているし、胸筋もついてきた。
別にマッチョを目指しているわけではないが、引き締まった体をキープできているのは気分が上がるものだ。心と体はつながっていると言われるように、体が整っていると、メンタルも整うのではないかと思う。
あと単純に、自分がコツコツ努力した成果が、目に見えて現れるのが嬉しい。ジム通いにハマる人の気持ちも、わかる気がする。
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11月にあった、来年の春から働く会社の工場・研究所見学で、昼食を社員の方たちと食べている時に、人事の方に
「最近、ハマっていることとかありますか?」
と聞かれたので、「テニスとプールです」と答えた。それに付け加えて、
「来年の春から御社で働く前に、体をしっかり鍛えておきたいですね」
と言った。表向きは「おぉ」という顔をされたが、意識高い系みたいで、内心うざいと思われたかもしれない。すかさず「クロールがやっと最近できるようになったので、今でも溺れそうになりながら泳いでいます」と、自虐ネタをいれた。笑っていただけた。うれP。
社会人になったら、仕事が大変でストレスがかかったり、自由な時間も減ると思う。「運動しよう」とは思えない日が増えることも、容易に予想される。
親友も新たな環境にいき、それぞれ別々の道に進む。一緒に運動に付き合ってくれていた、親友が離れてしまう。Zoomで筋トレはできるけど。
1人では運動を継続できないかなと思っていた矢先、先ほど質問を僕にしていただいた人事の方が
「〇〇工場(勤務地が何個かある)では、社員の筋トレサークルみたいなものがありますよ」
そこの勤務地に配属されれば、もうしばらくの間、貯筋を崩さなくてすみそうだ。
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