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    物理と数学の話を、日常に当てはめた記事です。

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    ユーラシア大陸を、バックパッカーで1ヶ月かけて横断した時の、紀行文です。

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    みなさんにご紹介していただいた記事です。カスみたいな僕の記事を紹介していただけるなんて、頭が上がりません。

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人間関係の距離感について、物理で考えてみた

人間関係の距離感って、難しいですよね。 今回は、そんな物理とは関係なさそうなテーマを、物理の視点から考えてみることにしました。 結論から言うと、物理の世界でも、良い距離感というのはくっつき過ぎず、離れ過ぎないことなんです。 では、一緒に見ていきましょう。 できるだけ物理を知らない人にも分かるように、頑張ります。 原子を人間に見立てて考えてみた 今回の話は、簡単に言えば、原子と原子の間の距離を人間関係の距離に、置き換えただけなんですよ。 原子って、みなさん聞いたこ

    • 2年間、内省していたので。

      社会人になって2週間が経つ。 こんな記事を書くぐらい、新社会人としての生活を心配していたけど、フタを開けてみれば、そんなに臆する必要もなかった。まだ研修期間中なので、序の口だけど。 自分が予想していたよりも、スムーズに学生から社会人へと移行できたと思う。数学でいうところの「滑らかな関数」のように、接続できた。 気持ちが整理できたので、だから今こうして、文章を書いている。 働くことに対して期待値を高く設定していなかったのが、よかったのかもしれない。 好きなことをして生

      • 山にこもろうと思う。

        この街からしばらく離れることを先に言っておく。 たぶん、入社して初めの頃は新生活でいっぱいいっぱいで、ネットに公開する用の文章を書く気持ちも起こらないことは、24年も一緒にした自分ならなんとなく予想がつく。 ネットに公開する用に書く文章は、エネルギーを使う。 あとは、飽きてきたのも少しある。 文章を読みに、たまに来るかもだけど。 最後に連続投稿しまくっていたのは、残っていた下書きを消化しきれてなかったから。 まだ残っているのもあるけど、まあいいや。 これまで、手

        • 長座体前屈時間軸

          長期的な視点で物事を見ることは大事だと、つくづく思う。 就活をしていたとき、『科学的な適職』という本を書店で立ち読みしていたのだが、そこに10/10/10ルールというものがあった。 これは、何か決断をするときに、 ・この選択をしたら、10分後はどう感じるだろう? ・この選択をしたら、10ヶ月後にはどう感じるだろう? ・この選択をしたら、10年後にはどう感じるだろう? と想像する方法である。 人間の脳はバイアス(思考の偏り、脳のバグのようなもの)によって誤った判断をし

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          他人との相対座標で人生の良し悪しを決めない。

          自分の就職先がイジりの対象になることが何回かあった。イジられたというよりも、バカにされたと言ったほうが近いかもしれない。 たしかに、僕が入社する企業は知名度もないし、規模も大きくない。有名企業に行く周りの人たちからイジられるのも、仕方がないことなのかもしれない。 けれど、この感情はなんていうのだろうか。 屈辱的。そう、それだ。屈辱的だ。 それと、自分がとった人生の選択への疑心。 だからどうしたというのだ。 君は他人の意見にいとも簡単に振り回される、こんにゃく野郎な

          他人との相対座標で人生の良し悪しを決めない。

          他者貢献はWin-Win

          お正月に実家に帰省していた時、地元の市役所で働く兄から、絵を描いてほしいと頼まれた。 小学校の絵カルタに使う絵を、描いてほしいと頼まれたのだ。兄は、地元の大きな公園の絵をもうすでに描いていて、もうひとつ小学校の絵を描く必要があったのだが、「疲れたから代わりに描いてくれ」とのことだった。 正直なことをいうと、めんどくさかった。元日休みは、ぐうたら過ごしたかった。だけど、「どうせ暇だし、手伝うか」と、気持ちが切り替わって、小学校の絵を色鉛筆で描くことにした。 僕も通っていた

          他者貢献はWin-Win

          なぜ生活は豊かになったのに、メンタル不調に悩まされるのか?

          人間の脳がどんな特徴を持っているのかを知ったのは、いつ頃だっただろうか。 物理学だけではなく人間のことも知りたいなと思い、脳科学の本を趣味で読んでいた。​​特にアンディッシュハンセンさんの本は、初学者でも読みやすくて、一気に読破してしまい、今でもたまに読み返している。 こんなに生活が豊かになったのに、なぜメンタル不調に悩む人が増えているのか。 なぜ人間の幸福は、長続きしないのか。 そういった疑問が、脳科学の本を読んでいると、明らかにされる。研究結果でわかっていることが

          なぜ生活は豊かになったのに、メンタル不調に悩まされるのか?

          さよならじゃ、広島。

          外の流れる景色を見ていた。窓をはさんで見ていた。 昨日は卒業式だった。同じ学科の子たちとのお別れ会も終わって、実家に帰省している新幹線の中で、この文章を書いている。 過ぎ去っていく風景をながめていると、広島で過ごした思い出が蘇ってくる。 そういえばまだ、僕はどの大学に通っていたかをこのnoteでは明言してなかったと思う。もう卒業したので、打ち明けていいかなと思う。 広島大学に通っていた。 OBといえば誰だろうか。アンガールズ田中ぐらいしか思い浮かばない。 広島大学

          さよならじゃ、広島。

          人生のキャッチコピー

          サントリーのCMが好きだ。天然水のCM。香取慎吾さんが出てて、曲は「きときと - 四本足の踊り」であり、これは映画『おおかみこどもの雨と雪』で使用されていたもの。 YouTubeは普段見ないようにしているんですけど、noteでリンクを貼る時だけYouTube使いますね。 このCMを見ると爽やかな気分になれるというか、清々しい気持ちになる。それで水を買う時、サントリーの天然水を選ぶことが多い。 広告は僕にしっかりと刺さってますよ、サントリーの広告担当のみなさん。まさかこの

          人生のキャッチコピー

          理系は文章を書くことに向いていないのか?

          一般的に、理系は国語が苦手だとされている。 数学や理科は得意だけど、言語能力を必要とする国語や英語が苦手。もちろん、理系でも、国語や英語を全く苦としない人はいるだろうけど。 そして僕は理系だ。もうすぐ大学院の卒業式があるが、物理学を専攻していた。 僕のセンター試験の国語の点数は、200点中115点。つまり、5割5分だ。センター試験の正答率が7割~8割の点数を求められるなかで、国語が5割5分と、かなり足を引っ張った。 二次試験で挽回できたので、なんとか今の大学に滑り込む

          理系は文章を書くことに向いていないのか?

          2周年記念と物理学会

          今日はnote2周年記念日だ。 忘れもしない。2年前のこの日、アカウントを作ったこと。 朝noteを開いてみると、2周年記念日のバッジをもらえた。 よし、今日はその2周年にふさわしい記事を朝から書こう。 とはならなかった。 なぜか。 日本物理学会の発表が、午後に控えていたからだ。 春の物理学会はオンラインなので、実家から参加することにした。 自分の順番が回ってくるまでの間、noteを書くなんて度胸は自分にはない。発表の直前まで、担当教員の方と打ち合わせをし、自

          2周年記念と物理学会

          流体力学を熟知した元野球少年

          野球少年だった。 意外かもしれないけど、小・中は野球をしていた。高校野球は勇気がなかったので、やらなかったけど。 大学に入ってから、友達とキャッチボールする機会が何回かあった。大学の敷地内の芝生で軽くキャッチボール。 最後にやったのは、たしか2月の中旬だったと思う。 その中で僕だけが元野球部だったので、ボールを投げたときにそのボールの伸びに驚かれた。 「まって、すごい。めっちゃシューって風を切り裂く音が聞こえるんやけど」 「えぇ、そうなん?野球部にいたからこれが普

          流体力学を熟知した元野球少年

          誰かに文章をおすすめされるということ

          誰かに自分の文章をおすすめされるというのは、このnoteをやってなかったら叶ってなかったと思う。 中学生の時に国語の先生に作文を褒められたことがあったが、それは僕と先生との間でのやりとりでのみだった。先生が僕の書いた文章について、クラスのみんなの前で説明するなんてことはなかった。 もしやられたとしたら、それはそれで恥ずかしかったのだけど。たぶん実際のところは、クラスのみんなに勧めるほどの文章ではなかっただけだと思う。 あれから月日が流れ、こうしてネットで自分の文章をさら

          誰かに文章をおすすめされるということ

          繊細ハラスメント

          精神的タフさがない。 旅行に行った時などにそう思う。 卒業旅行で5日間、台湾を観光してきた。最終日は関西空港に夜に帰ってきて、その翌日は友達と大阪を少し観光して、実家の兵庫に帰った。 疲れもとてもたまっているのが自分でもわかる。 疲労が溜まっているときの反応は体に出る。 まず左目が二重になる。旅行先で緊張してしまうのか、あまりよく眠れない。普段慣れてない場所で寝ると脳が警戒して、「ここでスヤスヤと寝ていたら危険だぞ!」と警報を鳴らしているのかもしれない。 それで翌

          繊細ハラスメント

          「そうっすよね」と思う記事

          文章に関することを書いた記事は、読者からの反応がいい。過去の自分の記事の統計を見てみると、そのことがわかる。 このことについて、僕は「そうっすよね〜」と思う。 文章を書くという行為は、誰にでもできる。道具もパソコンかスマホがあれば事足りる。一方で絵を描く、動画を撮る、音楽を作るといった活動は色々な道具を揃えたり、手間がかかる。 なのでこのnoteでは文章を読むだけという人は少なくて、自分も文章を書くという人が多数派。 つまり、読者のほとんどが書くことについての知識を知

          「そうっすよね」と思う記事

          また行き台湾。

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