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時間の流れを遅くする方法

修士論文〆切まで、あと1週間。

今日もカウントすれば8日。まあ、あと数時間で今日も終わるので、1週間としよう。


1週間だけだとみるか、1週間もあるとみるか。


僕は、「1週間もある」と感じている。1月に入ってから、時間感覚がバグっている。

思わぬ問題が発覚して、1月にもなっているのに、研究に大幅な修正が入ったことは、過去の記事でも書いている。この期間、ルフィみたいに「わりい おれ死んだ」と思ったことも何度かあったが、なんとかここまでこぎつけた。

昔の自分なら、やるべきことが多すぎて、頭がパンクしていたかもしれない。けれど、僕は時間に関する本を読んで、知識を持っていたため、意外にも落ち着いて対処できた。


時間術でよく言われるようなTO DOリストのようなものを、使ったわけではない。意識していたことは、これだけ。


「時間に対する焦りをなくす」


時間に対する焦りのせいで、本来できたはずのことも手につかなくなり、その結果、作業効率が大きく落ちることを、本を読んで知っていた。

「焦りは禁物」「急がば回れ」の言葉通り、時間の焦りがミスを生む。落ち着いてひとつずつ着実に片付けていけば、間に合ったはずなのに、いろんなことを同時にたくさんやろうとして、失敗する。


では、どうすればその焦りを減らせるのかということなんだけど、その本には「文学に親しむ」ことが、解決策のひとつとしてあった。それもどちらかというと、エンタメ系よりは純文学に近い小説。

文学作品を読もうとすると、時間がかかる。1文ずつ読みながら、登場人物の複雑な心理を理解していくという、労力を要する作業。ペースを落とさないと、話についていけないから、必然的に、ゆっくりと味わうように読むことになる。

このとき、自分の時間に対する感覚も変化し、焦りが消えていく。「意外と時間あるじゃん、いける、いける」と、思えるようになる。


「大変だ」「きつい」なんて言いつつも、実は余裕があった。それは、毎晩、寝る前に小説を読んでいたから。1月は、かなり読んだな。もともと読書のスピードが遅いから、量だけでみると少ないけれど。

小説だけに限らず、歌詞を1文1文味わいながら音楽を聴くとか、映画をスキップとかせずにじっくり鑑賞するのも、同じような効果がありそうだ。


ほかに、やったこととしては、なんだろう。散歩もやってよかったと思う。スマホの歩数計を確認したら、毎日1万5千〜2万歩は歩いていた。毎日1時間ぐらいは歩いていたと思うけど、これも時間に対する焦りをなくしてくれて、さらにストレス解消にもなった。

それと、必要ないことを、やめたことかな。これまでの自分がいかに、どうでもいいことに時間を浪費していたのかが、わかるきっかけにもなった。


時間というものは、絶対的なものではない。相対的なもの。これは、相対性理論で証明済み。本来の意味は、「光速近くで運動する物体の時間の進み方は遅くなる」だけど。


〆切まで、長いながーい1週間を、最後まで走り切ろうと思う。いや、それだと焦っているみたいだ。

最後まで歩き切ろう。


いや、ちょっとまて、これだと速度が遅くなって、相対性理論の考え方でいくと、走る場合よりも時間の進み方は速くなるぞ。


ええっと。

とりあえず、落ち着いていこう。

芸人のゆりあんレトリィバァの「落ち着いていきや〜」と言うネタがあるのですが、それが好きで、この記事を書いていたら、ふとそのネタを思い出しました。


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