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算数はできても、計画が立てられない

やっべ。きちぃ。

締め切りに追われるというのは、つらいものだ。修士論文の締め切りまで、あと3週間ぐらいだ。数値計算をしていたのだが、また新たな問題点が見つかって修正することになり、本当にギリギリ滑り込みセーフすることになりそうだ。

結果がちゃんと出てくれるかヒヤヒヤしながら研究をして、そして同時並行で修士論文も書かないといけない。考えただけで、胃がキリキリしてきた。「じゃあ文章を書いてないで、とっとと修士論文をやれよ」と読者から言われそうだが、1日のうちで書く時間を全く取らないのは、それすなわち生きがいを失うことなので、今こうして書いている。



締め切りの日はわかっていたはずなのに、なぜギリギリになるんだろう。修士論文に限らずに、他のものでもそう。締め切りが設定された類のもので、早めに終わらせることができたためしがない。

いつも、火事場の馬鹿力。火事起きすぎ。そうなる前に、早めに火元を消しておかないといけないのに。わかっていてもできない。ギリギリまで、先延ばしをしてしまう。


この片鱗が見えたのは、夏休みのとき。宿題を溜めに溜め込んで、夏休み残りわずかになってようやく、泣きそうになりながら終わらせた。一方で、ちゃんと計画を立てて、早めに宿題を終わらす人もいる。夏休みの宿題の取り組み方で、物事を早めにやるか、先延ばしするかのタイプの兆候が、すでに露呈している。

この修士論文においても、それが如実に現れている。もうすでに書き終わらせていて、締め切りの日まで、余裕を持って過ごせる人もいる。羨ましいかぎりだ。一方で先延ばし組は、猛烈な勢いでやるしかない。



これは、算数を使って考えるとわかりやすい。

やるべき仕事量を100とする。そして、仕事を終わらすために使う日数をxとする。これで1日あたりにやるべき仕事量が算出できて、100/xを計算すればいい。たとえば、x=50とすると、100/50=2となり、1日あたり2の仕事量をこなせばいい。しかし、これが使える日数がx=20になると、100/20=5となって、先ほどの2.5倍の量を、1日あたりにやらないといけない。


物事を計画的に行える人たちは、早めに課題に取りかかるので、使える日数xを多めにとる。そのため、1日あたりの仕事量は少なくてすむ。(実際には、このような人たちは早めに課題にとりかかりつつ、しかも1日あたりの仕事量も多めなので、締め切りよりもかなり前に終わっている場合が多い。)

しかし、僕みたいな先延ばし常習犯は、使える日数xがわずかなので、1日あたりの仕事量を多くしなければ、間に合わない



頭では理解しているんだ...
早めに取りかかっていれば、今頃のんびりできただろうに。
だけど、それができない。今回も、例によって火事場の馬鹿力。


くぅー。ここが正念場だ。なんとか切り抜けるぞ。

書くことで気分転換できたので、さっそく修士論文の続きをやることにしよう。


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