貰えなかった花束
7月25日。
私にとって一生忘れられない日。
そんな日に夫は、出会ってから毎年花束を贈ってくれていた。
でも
今年はその花束を受け取ることはなかった。
彼はその日を忘れていたわけではなく、仕事が終わった後に
買って帰る予定だったらしい。けれど、彼が帰宅したのは22時過ぎ。
結局25日が過ぎたあとも花束を受け取るとことはなく
ピンクのバラを私が買って、リビングに飾りました。
最近、夫の仕事が忙しいから仕方がないのはわかっているけれど
胸に喉に何かが詰まった感じがして
涙が溢れてきた。
仕事はもちろん大事。
けれどそれ以上に大事なことがあると、私は思います。
7月25日。
それは、私の最愛の母の命日。
ピンク色がよく似合う母でした。
ごめんね、今年は貰えなかったよ。
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