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知識が無いと損をする

昨年の今頃だろうか?
あるリサイクルショップのアルバイトに誘ってもらった。
そこには社長とパートが3人いるという
1から面接行くのも面倒だし働かせてもらう事にした。

初日みなさんにご挨拶
どこのお店にもいるであろう『お局』
溢れ出る敵対心?のようなものを感じた。
彼女はリサイクル歴11年だと言う。
私もそんなもんだ。
お局から最初の出品物と渡されたのはとても汚い人形だった。
『1000円くらいにしかならないと思います。』と笑いながら

私は直感で15000円にはなると思った。
だってその汚い人形はスカーレットだったから‥

この人リサイクル11年もやってて本気で言ってんのか?これがスカーレットってわからないのか?なんて疑問を持ちながら‥

『台所かりますねー』と伝えてその汚い人形を中性洗剤でじゃぶじゃぶ洗った。
足部分は履いていた網タイツがこびりついている。
髪の毛も絡まり放題。
ちょっと加水分解でベタついている。
丁度リンスなんかもあったので髪はリンスで整える

お局はびっくりした顔で見ていた。

洋服類も沢山あった。
しかもスカーレットタグのついた当時物!
やばい 服だけでも数千円いく!

とりあえず洋服を着せて写真を撮る
オークションに15000円で出品した。

出品後に質問された
オークション一枚目の写真は全体、付属品が写っているものを載せなくちゃダメじゃないですか?
私はそう習いましたけど?

私は人形の顔のアップを載せたからだろう。

私はオークションの一枚目の写真はアクセス目的が大きいと思っている。
どれだけインパクトの強い、人目を引く一枚を撮影できるか?
1枚目に付属品も全体が映る写真を持ってくるのも間違いでは無い。
けど大抵の人がそう写す。
同じような写真が並ぶ中で一際商品が目立つ
しかもかっこいい!綺麗!写真が目を引くのは当然

スカーレットの出品されてるページを見せて説明した。
この中で一番目につくのはどれですか?
アクセスしてみようと思うのはどれですか?
欲しいなと思うのはどれですか?

大体は全身が写った写真の中で顔のアップは私だけだった。
どうしたって目がいく笑
構図、角度、色味全てにこだわった写真だった。
お局は納得したかどうかは謎ですが‥
結果その人形は4万近くで売れました。
洋服類も合わせると10万近く‥

私はレトロな雑貨や人形が大好きだ
人よりそれらに関して知識がある方だと思う
ただ、リサイクルを何年もやっていればそれが何なのか?どの位の価値があるのか?
調べる事も仕事のうちだ。
そこが出来ないと致命的にダメでもある。
そして自分で調べて知識として蓄える

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