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雪かき

朝起きたら、30cmほど積もっていた。
外を除雪車が元気よく行き来している。
今日は冬至なので、朝ごはんに冬至南瓜を作った。我が家では餅の代わりにカボチャを入れた田舎ぜんざいをさして冬至南瓜と呼ぶ。本当は小豆とカボチャを甘めに炊いたものだが、これをいとこ煮と呼ぶ地域もあると聞く。スーパーではかぼちゃの煮物につぶあんをのせて冬至南瓜といって売っている。
バゲットにサラダに冬至南瓜。思い切りへんな献立である。

さて、腹ごしらえが終われば雪かきである。
とりあえず、現状確認。
いつもと違い、うちのカーポートに道路の除雪した雪が入り込んでいる。
単に降り積もったのと違って、ドーザーでがっつり固められた圧縮された雪塊がゴロンゴロンと置き去りにされている。
高さ1mが一坪分ほど。
除雪車が持っていく雪が多少残っている(道の端に固められた雪が取り残されている)のはよくあることなので、除雪車が通った後は各家庭で邪魔にならないところに移動させるのが通常だけど、カーポートにがっつり置いていくのはないだろう?
二人がかりで車を出すのに邪魔にならないところまで雪を移動。
ママダンプは比較的大き目の排雪場があるときはいいけど、うちみたいに街中だとちまちま雪かき用スコップで移動となる。
いろいろ雪かき用品はあるが、自分の愛用品は車載用プラスコップ、すくうところが全部ポリカーボネート製。雪は意外と硬いし重いので丈夫で軽いのがいい。
車載用だと柄が短いから雪を載せて移動させるときバランスがとりやすい。
だいたい2時間で車2台分の間口(歩道も含む)と置き去りの塊を撤去。
玄関アプローチは埋まったままだが、まあカーポートから入れるので後回し。
ぼちぼち出勤の人や登校のこどもたちが歩き出す。と思ったらこどもたちが引き返してくる。登校時間が繰り下げになったらしい。
車も行ったかと思うと引き返してくる。どうも除雪車と出くわしてすれ違えないのでバックしてきてらしい。
苦労しながらなんとかよその駐車場の出入り口を借りて向きを変えている。
ゴミ収集の車の先駆けで除雪スコップを持った人が駆けて来てゴミ収集のカゴ周辺の雪をどけている。
バスはおそらく到着時間は乱れているのだろうがやってくる。
うちのあたりは45分に1本くらい、市内ではほぼ一番のバスの便のよい地域である。
気温がわずかに上がってくると頭上の電線や木の枝の着雪が緩んで落ちてくる。
いきなり頭に衝撃を受け、襟足に雪が入り込む。

目的の場所の雪かきは終わったが、雪はまだ降る。
今朝の成果はもって夕方?降り方によっては昼まで?
来週にはだんだん気温が上がってくるという予報だけども……

雪はそのうち融ける、融けるんだけどね。
放ってはおけないんだ。

そう雪国の子らは雪を見ると除雪したくなるのだ。
たとえ、ジジ様ババ様になったとしても。

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