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薬の1類、2類や3類は、何が違うの? コンビニで薬を売ってもいいの?

 薬は、3つに分類されます。1つ目は医療用の薬で、🏥医師が処方、処方箋で調剤薬局からもらう薬です。2つ目は市販薬(大衆薬)、処方箋無しで、皆さんの判断で購入出来る薬です。
 3つ目は医薬部外品です。医薬部外品は、医薬品と化粧品の中間的な分類で、人体に対する作用の穏やかなもの、゛治療゛と言うより「病気の防止・衛生を目的」とした商品です。
 2つ目の市販薬ですが、最近はOTC薬とも言われます。Over The Counter(オーバー・ザ・カウンター)の略で、カウンター越しにお薬を販売する形に由来して付けられたものです。この様にOTC薬は、1類・2類・3類に分類されており、1類は安全性に注意を要するもので、🥼薬剤師がいないと販売出来ない薬で、ガスター10 、リアップやニコチネルパッチなどです。
 2類はバファリンA、新ロート防風通聖散錠などの風邪薬、解熱鎮痛薬
漢方薬などが該当します。3類はハイチオールCプラス2、ザ・ガードコーワ整腸錠α3+、サロンパスなどのビタミンB・C含有薬、整腸剤などです。
2類と3類は、薬剤師がいなくても「登録販売者」がいれば販売可能です。
 最後にコンビニでも販売されている医薬部外品ですが、「薬用」の表示でも置かれているものもあります。具体的には、栄養ドリンク(リポビタンD・リゲインなど)やトローチ(新コルゲンコーワトローチA・ルルトローチ)や作用の穏やかな胃腸薬(太田胃散NEXT)やマキロンなどです。
 ドラッグストアで「登録販売者」の名札を見る機会がある登録販売者ですが、2009年より誕生した新しい資格で、2類・3類の販売を行うための専門
資格
(都道府県知事認定)です。薬剤師が不在でもOTC薬販売ができる専門家で、年1回の試験を受けて合格し、一定の実務経験を経て一人で売り場に立てるようになります。コンビニ店員が登録販売者であれば、2類・3類も
販売可能
となります。
 多くのドラッグストアに調剤薬局も併設されていたり、コンビニでも登録販売者がいたりして、混乱しそうですねこの文面を見て理解して下さい。

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