【別冊】パクさんをおいかけたい vs.FC岐阜"微調整"【113試合目】

こんかいは私事がジェノサイドにより舐め回すように試合を見返せないため簡易版です。試合を見た感想だけ。金沢遠征もジェノサイドされたけど松本と味スタにはいくぞおおおぬおおおおお(かいしゃ爆発しろ)



◆メンバーとハイライト







◆シシーニョと古橋の補完性と神出鬼没の福村


まずは特徴的だった岐阜のサッカーについて。岐阜はポゼッション率の高さがとても特徴的で、CBにボランチだった田森やヘニキを用いています。阿部も右SBをやっていた選手でした。

その岐阜は2枚のインサイドハーフで岡山の関戸と塚川をマークさせてシシーニョが中盤に降りてきてフリーになり、サイドチェンジをしてウイングとCBの間を狙うという攻めをしていました。2CBと庄司の3人で組み立てるところにワントップツーシャドーをぶつけてなんとか前から取りに行こうという意志を見せていた岡山ですが、中盤下がり縦パスを呼び込むシシーニョ→シシーニョの代わりに前線に顔を出しDFの裏を狙う古橋→古橋の代わりにウイングの位置に上がる福村で流動的になる右サイドになかなか手を焼き、押し込まれる時間が増えました。

前半の完全に福村が抜け出した決定機や古橋がフリーで仕掛けるシーンの多さ…同点ゴールの流れも難波の投入で左WGになったシシーニョから福村、庄司、難波、庄司とつないでいつのまに前線にいたのか!という福村がPAに上がっていて難波がフリーになってしまいました。この岐阜の左サイドは強烈でしたね…。

ただ、この流動性は左サイドの人材を元手にやっていそうで、右サイドの大本と小野はわりと単独の仕掛けが多く、喜山とパクさんのコンビでなんとかなりがちでした(右サイドチェンジからの小野が斜めに走り始めた前半終盤はやばかった)。パクさんが結構1対1で勝ててたのは嬉しかったです。また、崩してもみんな動きすぎて折り返してもフィニッシャー居らんがな、または競りかてんがな問題も明るみに出ていました。

先行を許したことで田中パウロ淳一をテコ入れに入れてもこの傾向はつづいていただけに岡山としては完封したかった、または、そこからのカウンターで2点目を取りたかったところでした。



◆強み発揮も必要そうな微調整


岡山としては岐阜の人数をかけた右サイドからの攻めに対して石毛と豊川が抜け出して中央を塚川が上がって仕留める形を狙っており、これは試合前からの準備であったと思われます。球際は勝てるぞ、と踏んでいそうなチェイスやチャージも目立っていました。残念ながらその計算は岐阜のGKビクトルのスーパーセーブ連発でなかなか成り立たなかったところですが、しっかりとフィニッシュのマークだけは守り切りつつロングスローで先制し、そして赤嶺と三村の投入でとどめを狙う、という流れを作れていました。

ただ、奪った際のカウンターで、一度シャドウに当てた後のバックパスにかなりミスが多く…つまり問題はシャドウにパスを入れた後のストッパーやウイングの動き出しにあるとおもうのですが…それが岡山の反撃の機運を削ぎ、再び守備に戻らなければならない負担を増大させていました。

また、追い付かれた時間帯のあたりでは別の問題もあって、赤嶺さんが入った後にどうやって攻め切るのか、という部分にしばしば齟齬がありました。山口戦に比べれば少なかったとは思いますが、それは赤嶺さんが下がってチャンスメイクに徹することになったことが大きいでしょう。三村さん投入時も彼のドリブルをどのようにゴールにつなげるのかというところもちょっとぼやけるので、今回はビッグチャンスが少なくなかったので決め切って一つのきっかけにしたかったところですが、それがさらなる上昇のポイントということで、6月7月と高められると良いですね。



◆パクさんのしんこくなマリアージュ不足

パクさんについてのかんそう。岐阜は左右非対称な攻めをしており、複雑怪奇だった左サイドに比べると、右サイドはかなりシンプルな形…右WB大本が仕掛ける形が多かったです。そのため、パクさんが困り果てるというシーンも少なく、1対1での球際ではあまり強くなかった岐阜の選手からボールを奪い、敵陣に効果的なボールを供給することも結構ありました。

しかしながら、敵陣に攻め込んで…というプレーはあまり出せず、先制後に迎えた最大のチャンスでは痛恨の判断ミス。ここで中央でフリーだった石毛に冷静に送れていれば勝てた試合だった…。。

加えて、赤嶺さんとのしんこくなマリアージュ不足がありました。赤嶺さん自身が勝ちまくっていたけどもそれをゴール前で使うことが出来ずチャンスメイクに忙殺されていたこともありますが、やはり、クロスを赤嶺さんにぶつける、という形が見たい。後半ATにコーナーキックから大チャンスを量産できたので調子およびチームワーク自体に何か問題があるわけでもなさそうなので、圧倒的成長要素として期待したいところ。もうチームの一員としては不安だった守備も含めて機能しつつありますのでね。

赤嶺さんとのマリアージュが最大の補強…松本戦で見られればと思います。日曜日はなんとしても見守るぞい…


ではでは。