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タイミング法・卵管造影検査ー不妊治療をふりかえる

タイミング法のスケジュール

新しい病院で「ちゃんと最初から」タイミング法から不妊治療をスタートすることになった私たち夫婦。
以前の病院では卵胞のサイズを測るための連日の受診が負担になっていましたが、そんなに毎日来なくて大丈夫ですよ~ということで、タイミング法のスケジュールは

・D1~D5の間に受診、
 クロミッドを処方されてD5から飲む(後述)
・D10ごろに受診、エコー
・D13ごろに受診、エコー

と、何も問題がなければだいたい3回の受診で済みました。
私はD17で排卵日となることが多いようでした。ちょっと長いですね。
D13ごろの受診で、D15前後のタイミングを取る日を指示されて、そのあと生理が来てしまったらまたD1~D5の間に受診、来なければD40以降来院。
私は排卵日から生理が来るまで16日かかることが多く、おおよそ33日周期だったためこんなスケジュールでした。

クロミッドは頭が痛くなる

クロミッドは、卵胞を育てるために脳に働きかける薬です。不妊治療ではメジャーなこの薬を、タイミング法開始から体外受精に挑戦中の現在に至るまでほぼ毎周期飲んでいます。
この薬、苦いです。錠剤なのでスルッと飲めれば苦味を感じることなく飲み込めますが、口に含む水が少なかったり、1回でうまく飲み込めずに口の中に残ってしまうとたちまち苦味が口の中に広がります。

そして私は副作用の頭痛が気になりました。最近はあまり感じなくなりましたが、飲み始めのころはよく頭が痛くなりました。
脳に働きかけていることを知って、脳が頑張っているのなら頭も痛くなるかもしれないな・・・と納得してみましたが、それでも頭痛は嫌なものでした。

クロミッドはD5から1日1錠を5日間飲む指示が出ていましたが、卵胞が3つ育ってしまった周期があり、効きがよすぎるということで途中から1日1錠を3日間に変更になりました。
クロミッドが終われば頭痛もなくなるので、頭痛に悩む期間が短くなったのは嬉しかったです。

恐怖の卵管造影検査

タイミング法を数周期試しながら同時進行で各種検査が進んでいきますが、その検査のひとつに卵管造影検査があります。
この卵管造影検査、気絶するほど痛い、とにかく痛い、と有名ですね。卵管に造影剤を流し込むときに痛みがあるそうです。

卵管造影検査を案内され、ついに!と身構えた私は「痛いんですよね?」と先生に伺いました。
先生はいつもの柔和な笑顔のまま「ネットで色々見てますか?」と聞いてきたので、「はい、気絶するほど痛いとか」と答えると、
「大丈夫ですよ、私が診る卵管造影検査でとても痛がる方は1割もいません。で、その辛かった方はだいたいが子宮内膜症を患っている方です。」
とのことで、子宮内膜症ではない私は若干ほっとしました。
でもひょっとしたら幸運にも(?)1割の辛かった人に入ってしまうのではないかという思いもあり、卵管造影検査の前日は緊張してよく眠れませんでした。

結果、私の卵管造影検査は、いつもの2日目の生理痛を少し強くした程度の痛みで済みました。
「子宮の中で風船が膨らみますよ」と先生が仰ると、おなかが重いような違和感がじんわりと。生理が来る前の、ちょっと重いあの感じ。
次に造影剤を流し込むのですが、このとき重い生理痛が一瞬ドカンと来たような痛みがあり「うっ」と声が出ましたが、少しの間我慢すると「痛いですね、もう終わりますよ」とあっけなく終了。
痛みが来た瞬間は、これがずっと続いたら無理かも・・・!と思いましたが、すぐに終わりました。
もっと阿鼻叫喚な、地獄の苦しみを味わうかもしれないと想像していただけに、少し拍子抜け。
卵管は無事に通っていたようです。

卵管造影検査のあとは、卵管の通りがよくなったことによって「ゴールデン期」と呼ばれる妊娠率が上がる時期になります。
しかしゴールデン期を2周期過ごしてもタイミング法では妊娠に至らず、数ヶ月前に前の病院で1回経験した、人工授精にステップアップすることになります。