【読書】ケリー・マクゴニガル「スタンフォード式人生を変える運動の科学」

「スタンフォード式人生を変える運動の科学」という本を読んだ。運動せよ、集団で同じ動きをせよ、音楽を流せ、みたいなメッセージがあった。一見分厚いが読みやすく、割とサラッと読み終えることができた。

気になったのはランニングハイは報酬であるという視点である。運動することが自分にとってメリットであるならば運動すればご褒美をもらえるシステムが進化の過程で人間に備わっていてもおかしくないが、普段運動しても疲れるだけで特にそのシステムは備わっているように見えない。ところが人間にはランニングハイというものがあるらしく、それが報酬として効いているかもしれないという指摘はなるほどであった。普段から運動している人はそれをやめろと言われてもやめられない、いわば運動中毒みたいな状態であるというが、それは運動に伴う何らかの報酬を普段得ているからかもしれない。

ランニングハイ、味わってみたいような味わいたくないような。マラソン、してみても良いかなと思いつつ、膝を悪くしたくないという思いが勝って、結局明日からも現状と同じような日々を送りそうだ。

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