【読書】加藤弘士「砂まみれの名将 野村克也の1140日」

「砂まみれの名将」という本を読んだ。「嫌われた監督」が素晴らしかったので、それには及ばず。監督という立場の難しさが垣間見える。選手とコミュニケーションしてチームを束ねることが求められる一方、試合に勝つためには時に非情と思えるような意思決定を行わざるをえない。名将と言われる監督は冷酷な判断がピックアップされがちだが、その裏ではやはり人間味との葛藤がある。本作でもそれが描かれていた。

野村監督の弟子筋の高津さんが監督になっているので、現在のヤクルトの選手はある意味では野村監督の孫弟子筋にあたる。それは凄いことだと思う。

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