【映画】オアシス:スーパーソニック

映画「オアシス:スーパーソニック」を観た。バンドOASISの大成功やメンバー同士の衝突を豊富な資料映像とともにお送りする映画。ドキュメンタリーとしての色が強かった。

それにしても、ドラッグとケンカのインパクトが大きい。後者はともかく、前者のドラッグは何とかならないのだろうか。インタビューでドラッグなんて紅茶のようなありふれたもんだと言う発言するというのは驚いた。2019年のサマソニで見たTHE 1975のボーカルもフラフラした状態でドラッグを疑わせる様子であったが、それも相まってUKバンドとドラッグが関連付けられてしまっている。ステレオタイプ的なので避けたい所だ。

あと、今更ながらリアムとノエルの声の違いを少しずつ認識できるようになったかも。ボーカリストはリアムだけれども、個人的にはノエルの声の方が力強くて好きであった。映画のシーンでリアムがノエルに対してお前が歌ったらライブ中のオレは暇になるという趣旨の発言があったが、その間はボーカルを任せてギターを弾いていたら良いのに~と思った。やはりプライドというものがあるのだろう。

とは言え、楽器を演奏せず独特のポーズで歌うリアム・ギャラガーも格好良い。自分の1番印象的なリアムはOne Love Manchesterでのパフォーマンスである。隣で一緒に歌っているのはもちろんノエルではなくて、COLDPLAYのボーカルのクリス。クリスの方がきれいな歌声だなとは思うのだけれども、枯れたような歌声で独り観客に媚びず歌っている姿のリアムがかっこいいと思った。

OASISファンは観ると良いと思う1作。

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