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【映画】グリーンランド 地球最後の2日間

パニックもの、ディザスターものは割と好きです。隕石飛来、火山爆発、竜巻やパンデミックなどですね。人々がむき出しの感情で生きる道を探すお話です。よくあるホラーと違って「ごく一般的な社会生活を営む人々」が描かれるから、感情移入しやすい。「ツイスター」の「竜巻来たぜ!調査チャンスだ、ひゃっはー!ヒウィゴー!」的なのは異色として、大体災害に巻き込まれるのは市井の方々。必死に生きる術を探していくドラマは、胸熱展開になるもんです。

物語

突如現れた彗星の破片が隕石となり地球にガンガン衝突。各国の大都市が破壊されます。更なる巨大隕石による世界崩壊まで残り48時間。
政府に選ばれた人々の避難が始まり、建築技師のジョン・ギャリティ、その妻アリソンと息子のネイサンも避難所を目指して輸送機に駆けつけます。が、離陸直前にネイサンの持病により受け入れを拒否され、家族はこのタイミングで離れ離れになってしまいます。
ジョンが必死で妻子を探す中、誘拐されて医療処置を必要としているネイサンの救出に走るアリソン。人々がパニックに陥って無法地帯と化していきます。生き残る道を探すギャリティ一家に様々な試練が巻き起こります。

感想

パニック時は人々は醜い争いをするもんです。日本人は大災害時にも一定の秩序をキープしようとする国民性があるでしょうけど、世界的にはレアケース。略奪や暴力が横行するのが常。こういうのが露呈する様はなかなかきついです。別に悪意がある人達じゃないんですよね、登場人物の殆どは。ただ、家族を助けたい(他の人より優先して)ってだけ。

CGもなかなかダイナミックで、緊迫感は継続します。基本的に一本筋の脱線なしの物語ですし、破滅か生き残るかの二択エンドしかないのですが、イベントは多くて飽きさせない。

シェルターのシーンは北斗の拳みたいだったなぁ。

隕石飛来をテーマにした作品

ガジェット通信のこの記事はちょっと面白かったです。

隕石の名前がクラークなのは、もしかしたら元ネタはアーサー・C・クラークなのかなとも思います。これが宇宙から飛来した巨大な筒をテーマにした作品。ハヤカワSF文庫シリーズの中でも、クラークは王道ですので、この記事jの読者さんにも読まれた方いらっしゃるかもですね。

多分、今後もホラーやパニックムービーはずっと好きなんだろうなぁ。緊迫感がある映画は満足感がある。

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