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【映画】ドント・ブリーズ

これはなかなか予測できない展開で、意外と面白かったです。続編の2も視聴したのですが、まるで違う展開でそっちもなかなかでした。けど、今回は1作目をレビュー。

物語

登場人物は少ないです。まず強盗3人組がメイン。街を出るための資金が必要になったロッキー、恋人のマニー、その友人のアレックスは、大金を隠し持つと噂される盲目の老人の家に強盗に入る。

盲目かつ老人を相手にする若い強盗3人組ってのは勝敗見えてる感じですよね、普通は。でも、その老人は目は見えないものの聴覚が非常に鋭敏で、しかも退役軍人。逆に老人が強盗を追い詰めていくんです。

明かりを消してしまえば、強盗達も視界は失われる。そうなると、老人の方が有利になります。家の構造もわかるし、武器や道具のありかもわかるし、双方視界は失われている状況。真っ暗闇の家の中で追い詰められ、怪しげな地下室に辿り着く強盗たち。そこで目にしたものは…

感想

「Don’t Breathe」は直訳すると「息をひそめろ」です。まあ、主人公はロッキーであり、視点も「老人から逃げる強盗側」です。まともな一般の人は出てこない。後半は何故か強盗側が被害者になっていきますが「そもそも君らも大概やで?」とは思います。けど、後半の恐怖はまあ、気の毒になるレベルでした。途中から物語が反転するのはなかなか面白かったです。

よく考えたらホームアローンっぽくもありますね。あれも盗みに入った犯人が、住人の子供にいいようにしてやられる話でしたね。あれからコメディ色なくして、ホラーテイスト加えて、緊迫感マシマシにしたらこんな感じなのかな。

老人側の視点で見るか、強盗側の視点で見るかで楽しみ方が変化するのは2度おいしいかもです。

実在の事件の映画化

ホラーは実在する事件を映画化したものが多々あります。ネットでちょっと調べてみたら「ええ、これもそうなの?」がたくさん出てきました。

「隣の家の少女」が実話ベースなのは有名なんですが、他にもアレコレ胸糞っぽい映画が並んでいます。まあ、純粋にフィクションでの場合はBAD ENDものは嫌いじゃないんですが、実在の被害者がいるとなるとうーーん…ってなりますね。

で、これもしかしたら元ネタがあるのかなと思ってたらこんなの見つけました。米軍の退役軍人の屈強な老人とかアメリカにはごろごろいそうだなぁ。

右の男性のボコられっぷりが凄い。まあ、自業自得ですね。

ともあれ、ヒリヒリする映画です。そういうのお好きな方は楽しめると思いますよ!


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