#footballlist #092

今回は、note スポーツの企画を意識した記事を書く事にした。
お題は『#ラ・リーガ』である。

では、#ラ・リーガとは、何なのか?
#ラ・リーガとは 、欧州スペインで開催されている、
プロサッカーリーグの名称である。

僕の場合は『スペインリーグ』と呼ぶ事が多いかもしれない。

#ラ・リーガと言われれば 、世界的な知名度を誇る、
2つのビッグクラブの名を思い浮かべる事であろう。

サッカーについて、知識がない人々でも、
何処かで必ず聞いた事のある名称…それは…

レアル・マドリード
バルセロナ

やはり、この2つのビッグクラブの知名度が圧倒的である。

僕は、レアル・マドリードのファンであり、
こうしたファンの総称は『マドリディスタ』と呼ばれる。

そして、この2つのクラブには
長い歴史に根ざしてきた『ライバル』という因縁も存在する。

その『ライバル』もまた、ただの『ライバル』ではない。
そこが、日本人には少し馴染みが薄い所でもある。

日本のプロサッカーリーグ『Jリーグ』にも、
いわゆる、同じ地域に根ざしたサッカークラブ同士の対戦、
激しい戦いが起こる『ダービー』が存在するのだが、それは、
戦後の平和を謳歌してきた日本人が作ってきた『作りもの』…。

特定の地域の日本人同士が、
歴史的に深く根ざして戦ってきたというのは、
幕末から明治初期にかけて、完全に終結した。

戦国時代や、それ以前の時代では、戦火を交えて戦ってきたが、
現代の日本人は、日本人同士では戦わない。

しかし、スペイン人たちの歴史は違う。

レアル・マドリードの本拠地である、首都マドリード。
バルセロナの本拠地である、カタルーニャ。

この2つの土地に住んでいた人々は、
実際に戦火を交えて戦ってきた歴史が存在する。

…しかも、さほど古い話でもない。笑

カタルーニャ地方の人々は民族意識が強く、
独自の文化を持ち、幾度にも渡って独立運動にも発展している。

彼らは、その時代の権力者から、様々な弾圧も受けてきた。
それが、決定的な『怨念」に繋がったのは、
かのフランコ将軍の時代『スペイン内戦期』である。

戦火を交えただけではなく、フランコ政権による弾圧の前に、
カタルーニャに伝わる様々な文化が、大きな影響を受けた。

レアル・マドリード VS バルセロナ

こうした歴史的な背景から『エル・クラシコ』は生まれた。
『伝統の一戦』という意味を持つのだが、サッカーを通じて
『対立の歴史』を、彼らは、ピッチ上で表現しているのである。

この『エル・クラシコ』は、世界中のサッカーファンが注目する
世界最高のビッグマッチであり、まさに『伝統の一戦』である。

このように、スペイン人たちは、正真正銘、
『ガチ』で戦ってきた人々であるが故に、
日本人としては、やや気後れしがちではあるが、
彼らが持つ歴史は長く、そして古い。

彼らの国に対しての敬意を持ち、
彼らの持つ歴史を尊重していきたい。

とは言っても、現代のサッカーシーンとは、
国際的なスポーツであり、非常に組織的なものでもある。

2つのビッグクラブは、常日頃の競争に打ち勝つ為に、
世界中から、有望な人材を連れて来なければならない。

その結果として、実に様々な人種が集まるに至った。

スペイン人 (カタルーニャ人)も含め、
ブラジル人
アルゼンチン人
ウルグアイ人
ポルトガル人
オランダ人
ドイツ人
イギリス人
フランス人
イタリア人
ノルウェー人
クロアチア人
日本人…等々。

もう、たくさんの国々から、優秀な人材は集められ、
2つのビッグクラブは、国際色豊かなチームとなっている。

スペインの歴史についても、選手たちに知識はある筈だろうが、
世代も違うし、国も違うので、『対立の歴史』と言われても、
実際には、いまいちピンと来ないのが現実なのかもしれない。

そして、それが『歴史』なのである。

同時に『サッカーというスポーツ』を通じて、
スペインに伝わる『歴史を表現している』というのもまた、
素晴らしい取り組みである事は言うまでもない。

歴史に関して、フェアであり続ける事は難しい。


THE END 


























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