ハヤシロ葉月

能天気お花畑的ワールド

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最近の記事

困りごとの話

そりゃ本当は人間の大半は働きたくなくて、 自分の居心地良い場所から離れたくなくて、 気分じゃない時に勉強なんてしたくなくて、 朝起きて布団から出て準備をしたくなくて、 なんなら日がな一日ごろごろしていたくて、 夜更かししてずっとスマホ触っていたくて、 騒がしい所に行ったら疲れて眠たくなって、 太陽光を浴びてもすぐ疲れて眠たくなって、 目の前のことにとにかく集中してしまって、 手を止めてもそのことを考えてばかりいて、 画材は机の上じゅうに散乱して片付かなく、 かばんを探ると30

    • 困るの話

      私は困っているのか 「困っている」をしているのか 「困っている」をするのに困っているのか 「困っている」をするのに「困っている」をしているのか 「困っている」をするのに「困っている」をするのに困っているのか ?

      • 白い毛を持つナナのお話、のお話

        • 白い毛を持つナナのお話

          ナナという、白い毛を持つ生き物がいました。 ナナはひとりぼっちで臆病で、同じ白い毛をした誰かと過ごしたいと思っていました。 あるときナナは、「白い毛を持つ生き物の街」に引っ越しました。 白い毛を持つ街の長はナナにこう言いました。 「ようこそナナさん、白い毛を持つ生き物の街へ。ここの人たちはみんな白い毛ですから、黒い毛や茶色の毛にいじめられることはもうありません。きっと楽しく過ごせるでしょう。」 ナナはそこでたくさんの白い毛の生き物を見ました。 大きい生き物、小さい生き

        困りごとの話

          「私の中の私」的な話

          自分が存在することは肯定されているという前提。 それを自分で枠組みを作って否定したり肯定したりしないという その上で、わたしたちはどう生きてみようか、という考え方。 私の中には、何人も私がいる。自分ではない何者かではない。自分の中の感情が強まった存在としての「私」という意味である。 私の中では、私は最も低い存在で、他な奴から常に見下ろされている感覚になる。 ①「すべき、しないべき」という、現実の行動を規制しようとする感情。 ②「なんとかなる、裏を返せばどうでもいい」という

          「私の中の私」的な話

          G.F.Hendelに育てられていた話

          私の母は、私が小学校に上がるころまで毎晩子守唄を歌ってくれた。 だいたいレパートリーは2曲で、当時の私は「ぴあちぇーるだもーる」と「らーしゃーきおぴあんが」だと記憶していた。 後者の方が、音があからさまに高くなっているわけではないのに盛り上がっている風に聞こえてすきだった。 途中から私も空耳で覚えて歌っていたなぁ。 中学生に上がって、父の実家で同居しだすと、調律の狂ったアップライトピアノが自由に使えるようになった。 そこで、母が高校の頃使っていたイタリア歌曲集を引っ張り出し

          G.F.Hendelに育てられていた話

          詩のはなし

          わたしの言葉は踊らない わたしの言葉は描かれない わたしの言葉は紡がれないし 言葉は形をつくらない。 わたしの言葉は歌にのせられ あなたと分かち合おうとします

          やるべきことの話

          数年に一度くらい、「ああ今ってこういう時なのかも」ってふと感じるタイミングがある。

          やるべきことの話

          合う、合わないの話

          「 わたし、もう少しがんばってみる。 だってわたしが決意したことだから。 苦しくて、辛いけど、 支えてくれるみんながいるから。 絶対 夢を叶えてみせる。 」 なんて投稿を実名で出せる人になってみたかった。 他の投稿を含め、私は所詮匿名でちまちま書いている人だ。発言の全てに100%の責任をとろうとしていない。自分が考えに考えたことのうち1割にも満たない、「めずらしく考えがまとまって、他の人にも見てほしいこと」をnoteに書いている。 要するに、考えた内容を現実世界から切

          合う、合わないの話

          どくはくの話

          性という視点で考える。 私は簡単にいうと、女だ。 ちょっとややこしく、しかしわかりやすく言うとレズビアンのようなものだ。 もう少しややこしくすると、パンセクシャルだが"女性"を好きになることがほとんどだ。 最上級の複雑さで説明すると、こうだ。 デミロマンティックだがパンセクシャル、主に対象は同年代女性または年上の男性、ただし男性に関しては恋愛対象になったことがないためよくわからない。ちなみに”女性”には、ヘテロ女性もトランス女性も含まれるし、場合によっては中性・無性も含

          どくはくの話

          怒っている、のはなし

          いつまで泣いていいんだろう?いつまでなら、嫌だったと訴えていいんだろう?

          怒っている、のはなし

          中の話

          大切な人といつでも待ち合わせできる、便利な部屋があればいいのに、と思った 私のそれは本棚とか、ベッドのサイドテーブルとか、卓上ライトの下とか階段の右隅とかにある、キャンプ用ランタンのような形のもので ただ、よく目を凝らしたら、あずまやにドアと窓がついたような家のように見えてくる 部分的に蔦がはっていることに気づいて、さらにそれは実はぶどうの若い枝だと気づく そして、いつのまにかランタンサイズのそれがあずまやとしてふさわしいサイズにまで膨らんでいる ここまで来るとあんし

          わたしのお気に入り

          食べること、寝ること、会話すること、歌うこと、想像すること これがわたしのお気に入り 美味しいパン、特にデニッシュ、バゲット、カスタードを使った菓子パン 洗いたてのシーツのにおいを感じながら寝ること しばらく会っていない、仲のいい友人と久しぶりに話すこと ドライヤーをしながら一人で歌うこと これがわたしのお気に入り 固めのプリン、カラメルは苦めなのがいい 鳥の鳴き声を聞きながら起きること 好きなものについて話せること あるのか分からないものについて考えてみ

          わたしのお気に入り

          残らないということ

          私の父が言うには、彼が大学生のころ、知らないうちに建てられた仮設の舞台でゲリラの様に演劇が行われていたことがあったらしい。 内容もさるとこながら、役者と観客の熱気や土埃なんかでむせかえるような雰囲気だったらしい。 めちゃくちゃで、大掛かりで、一寸の狂いもない、どうやらとんでもなくおもしろいものが見られたらしい。 両親は新婚旅行にパリへ行き、色々な素晴らしいものを見聞きしたらしい。特に、お菓子が日本とは比べ物にならないほどおいしかったらしい。バターのにおいが別物だったらしい。

          残らないということ