noteにちょこちょこと書いているくらいなので、蘊蓄が好きだ。それもチマチマ系。

食事の際の美味しい情報はもちろんだけど、専門分野の難しい話しも好きだわぁ。ただし、記憶力がてんでダメだから、短いのに限るんだけどね。

「カニをね、回るレコード盤の上にしばらく載せて降ろすと、横歩きではなく正面に歩くんだよ！」

なんて聞きながら蟹をホジホジするとか、

「屋根の妻側の端は、破風（はふ）って言って、風を切り裂くんだよ～。妻は強いなぁ～」

なんてポイントずらして、更にウィットに富んでいると、忽ち心は奪われてしまう（軽い心）

でね、毎年11月に思うのはボジョレー・ヌーヴォーのこと。この話題になると、皆さんスタコラ白黒に分かれるのね。

解禁だ～♫と騒ぐことには、やや抵抗もあるけど、

鮎もワカサギも禁が解ける日があるし、（人間の勝手だけど）

新酒や新蕎麦が出れば、杉玉を飾る。（蕎麦屋さんではそば玉とも言う）

新米だって、どこそこ産のお米は艶があって美味しいね～なんて言うのにボジョレー・ヌーヴォーには割と冷たいのね。

日本のスーパーに行った時、野菜のコーナーには、産地名とそこのオジサンの顔写真まで飾ったあったというのに、遥々フランスのボジョレー地方の丘陵から瓶詰にされてやって来て、さぁ収穫を祝おう！っていうのは受け入れられないみたい。

やれ、水っぽいだの、熟成されていないだのって。

ここで蘊蓄です。

ボジョレー・ヌーヴォーは、ガメイ種という葡萄から出来ているので、熟成しても水っぽいのです。

というか、熟成に向かないの。なので、食感はサラサラです。

はい、これだけね。

前にも書いたけど、11月の第四木曜日は感謝祭。その前の週に解禁されているボジョレー・ヌーヴォーも食卓に載せるんだけど、あぁ、一年もここまで来たか～なんて振り返りながら、これから迎える怒涛のお祭り騒ぎを生き抜くために、気炎を上げてゴクゴク飲むのさ。

ボンジュール！ボジョレー・ヌーヴォーだよ（滑ったね）（話題が古いよ）