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強迫性障害(不潔恐怖)を発症した時のこと

このブログでまとめたい超重大テーマの1つ。
それは、強迫性障害という経験。

なぜそれほど重大かというと、この出来事を境に本当にガラッと人生が変わってしまったと実感するから。

私の場合は不潔恐怖が主症状(少なくともはじめのうちは)で、強迫行為としてものすごく頻繁な手洗いや消毒をするようになった。

でも経験してわかったのは、強迫性障害というのは強迫観念や強迫行為そのものだけの問題ではないということ。もっと大変というか、強迫性障害のコアだと思うのが、それらの観念や行為に生活が支配されて、それまで当たり前のように送ってきた生活がガラリと変わってしまうこと、そしてそれが長期化することで人格や人生そのものにまで影響が及んでしまうことだと思う。

実は発症後5年以上経つ現在でも症状はゼロではなくて、未だに発症前の生活には完全には戻れていない。

そう思うと自分でもちょっとぞっとする…。いつか治って元の生活に戻れるものだと思っていたけど、5年もこんな生活をしていたなんて。今まで生きてきた年数の何%かって考えると、それだけ人生を無駄にしてしまったのかななんて考えてしまう。

強迫性障害を発症した大学時代のこと

私が強迫性障害を発症したのは、卒業まであと1年くらいに迫った大学生の時で、医療系の専攻だったので毎日のように病院実習を受けていた。

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