New York大学大学院(NYU Stern) 理学修士 MSBA入学

 2024春にニューヨーク大学大学院 (NYU Stern school of business)のMSBA(Master of Science in Business Analytics)に入学した。
データサイエンスやAI、Python、R(統計学に特化したプログラミング言語)を利用したデータ分析や統計学、等をメインに実践的に学ぶエグゼクティブ向けのコースで"理学修士 ビジネスアナリティクス"、という学位に当たる。

 入試には会社の上司からの推薦状と、エッセー2本、大学の成績表や資格、レジュメ(職務経歴書)等が1次審査で、2次が面接だったが、奇跡的に5000ドルのスカラシップ付きで合格できた。しかしアメリカの学費はハンパじゃない。

成績表について、理系科目の単位が必要で、大学時代は1,2年は理工学部物理学科だったのでそこの数学系単位があるが、学生時代にダンスにハマりすぎたのと、英語や海外や環境問題に興味があったので他学部に編入した経緯がある。しかし編入後は友達にも恵まれ授業もゆるすぎて、楽しく自由にダンスとビールとバイトメインで過ごしたので、提出した大学の成績表GPAは引くぐらい低い。

 しかし、ITの仕事でキャリアを積んでいく中で、やはり自分は理系で興味のアンテナも数学っぽいロジカルな部分や数字とデータを扱うところにあるって事に前から気付いていたし、データサイエンスに興味があり、世界中どこでも働ける奴になりたいとずっと思っていたので、いつかアメリカの大学院に行きたいとは思っていた。
 現実的ではないと思いながらも、少しでも近づく為に、数年前に放送大学で統計学や数学の単位を科目履修で取り直し、低すぎる大学時代のGPAを少しだけそこでカバーした事や、オンラインコースで取得したBI(ビジネスインテリジェンス)やSQL関連のデータ系のサーティフィケート、エッセーで今の仕事と繋げてアピールしたのが良かったんだと思う。 

 このコースはエグゼクティブ向けなので、基本的にみんな仕事を続けながら通う事が想定されている。出願資格も職務経歴が8年以上で、30代後半戦に突入した自分には年齢的にも丁度いい。(自分は初めて正社員就職したのは30歳だったけど、向こうでは雇用形態は関係なくフルタイムかパートタイムかなので、派遣社員期間も含めて8年以上。)

 普段の授業はオンラインだが、1年間に6回ニューヨーク大学のキャンパスに行き、現地で1週間のクラス(モジュール)に参加する必要がある。(1回はドバイ、アブダビキャンパス)
現地での1週間×6回のモジュールは、旅費と滞在費もプラスでかかるので色々ハードだが、仕事を続けながら留学して現地キャンパスで世界中のプロフェッショナルとディスカッションやグループワークができるという点は、現地留学とオンライン授業のミックスの利点だと思う。

上智大学大学院の社会人向けのデータサイエンス学科にも合格していたが、ずっと外資系で働いてきたし、海外でも通用する価値を考えると実践的な授業で世界中から経験を積んだプロが集まる環境が良いと思ったのと、シンプルにニューヨークが好きだしアメリカに足跡を残しておきたいと思ったので、NYU MSBAに進学する事にした。学費は5倍くらいするけど、将来の自分が何とかする。

 4月から既に授業は始まっていて、5月のGW明けに最初の現地での1stモジュールを控えている。日本語でも付いていけるのか微妙だが、英語だと更にやばい。
 仕事を続けながら両立させるのはかなりハードになりそうだ。
まあやりたかった事だし、人生これからでしょ、と思って頑張る。


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