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夫婦で一緒に長期育休を取ろうと思った理由

夫の育休期間は10ヶ月を経過しました


早いもので、私が育児休業から復帰してもうすぐ3ヶ月経とうとしています。

引き続き夫は育休中ですが、
私は夫より早くフルタイムで仕事に復帰しました。

*夫婦での長期育休取得に関しては、これまでに下記の記事で我が家のケースをご紹介しています。

男性の育休取得は、
私が社会人になりたて15年前くらいに比べれば、だいぶ話題になることも多くなってきましたし、
実際に私の会社でも男性で育休を取得される方は2割くらいはいらっしゃいます。
(もちろん、女性と比較したらとても低いですし、取得期間も1週間から長くて1ヶ月程度で、我が家の夫のように長期で取得される方は今のところいません…)

厚労省によると、現在の日本の男性育児休業取得率は最新のデータでもまだ2割以下。

夫は今月(2022年7月)時点で育休10ヶ月になりましたが、これほど長期の男性の育休取得は日本でもまだ相当珍しいと思います。

本記事では、私たち夫婦がなぜ一緒に長期の育休を取ろうと思ったのかを簡単に書いてみたいと思います。

夫婦で育休を取ろうと思った理由

私の妊娠が分かった時、夫の仕事は忙しいタイミングでした。

夜ご飯が終わって、子どもたちが寝た後もパソコンを叩くことがしばしば…

そうなると、やはり必然的に夫婦でゆっくり、じっくりと話す時間は少なくなります。

私たち夫婦にとっての初めての子ども。そして、我が家としては2人目の子ども。

当時の私たちは、

ステップファミリーとして、新しい環境が始まる非常に重要なタイミングだからこそ、夫婦のコミュニケーション機会は今以上にしっかりと確保したい。
日々出来る限り会話をすることで価値観のすり合わせをし、微妙なズレが生じてもすぐに気付いて方向性を合わせていきながら、子育てを通じた2人の結束強化をしたい。

という強い思いがありました。

私たちにとって、これが最初で最後の出産、子育て経験の始まりになるかもしれない(こればかりは、神のみぞ知るところ…)。
仕事はいつでも挽回出来るけど、この経験は最後になるかもしれない。それなら一緒にその素晴らしい経験を満足いくまで楽しみ、後悔のない時間を過ごしたい。

私たちはそんな思いから、2人で同時に育休を取ることにしました。

夫婦同時育休の課題は何か

2人で同時育休となると、色々な課題が想像されますよね。私たちは下記のような課題を当初イメージしていました。

  • 収入が大きく下がる:夫婦共に給付金が支給されるものの、毎月の手取り給料から比較すると大幅な収入ダウンです。

  • お互いの職場からの理解がどの程度得られるのか:大企業勤めではない私たちは特に、育休に入ることでの代替要因の確保が基本的に難しい立場にいました。

  • お互いの会社員キャリアが一旦途絶える:職場から離れる時間が長期になるので、その間にビジネス環境が大きく変化していくことは容易に想像出来ました。ですので、育休復帰後に戻るポジションがあるのか不明であることは明らかでした。

  • 夫婦でほとんどの時間を一緒に過ごすことになるという環境の変化への対応:お互いの仕事がなくなることで、これまで仕事で使っていた時間も基本的に一緒に過ごすことになります。どちらかが外出するか、寝てる時間以外はずっと一緒にいることになるので、私たちそんなに一緒にいても問題なくやっていけるかなと漠然に感じていました。

  • 支出が増えがち:仕事がなくなり、子育てはしながらですが、自由な時間が増えることで、外食の機会が増えたりと、支出に繋がる行動機会が多くなることが想像されました。

ただ、不思議と生まれてくる赤ちゃん、そして長男の子育てに関してはあまり課題や不安を感じておらず、「2人で一緒に協力したら絶対なんとかやっていけるよね!」とポジティブに捉えていました。

そうして7ヶ月間の夫婦同時育休期間を経て今どう感じているか、ですが、

結論は、

当初感じていた課題も、結果的にポジティブに捉えられており、育休を一緒に取るという素晴らしい経験を優先した自分達の当時の決断に、「あの時こう決めて良かった!」と思えている状況です。

その根本には、

絶対なんとかなるという自分達の未来を信じる気持ち(収入は後からついてくる)

子育てという非常に儚く、尊い時間を夫婦で一緒に後悔のないよう楽しみたいという気持ち

どんな時も2人で一緒に子育てをし、新しい家族を作っていくことを諦めない気持ち

があったからこその今なのではないかなと思っています。

私たちにとって人生で一番大事なものは、
子どもたちとの時間、夫婦の時間、とにかく時間なんです。

お金よりも何よりも時間でした。

育休開始当時より大きく貯蓄額は減りました…!が、あまり細かいことは気にせず、
常に幸せな未来をイメージしながら、
今日も家族4人で楽しく過ごしています。

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