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わたしの相方のこと3

今年で4年。毎年毎年、わたしの記憶からあの人との思い出が消えていく。楽しかったことも悲しかったことも。
だんだんリセットされていくような気がする。
あの人とは、口喧嘩していたほうが多かったけど、もうケンカできないと思うといたたまれなくなる。
わたしの頭ん中に思い出いっぱい詰まっていたのに、今では半分にも満たないような気がする。
でも、それはあの人がわたしの頭ん中にスペースを空けてくれてるのかもしれない。
次の人のために。次の人との思い出を詰め込めるスペースを空けてくれるためにあの人は、わたしの頭ん中から去っていく。
だけど、心の中には溢れているから私はそれでいいと思っている。
わたしの周りの人からは、早く忘れた方がいいという人がいる。
思い出の品やあの人の洋服は今だに捨てきれない。
自分の遺品はすべて捨ててくださいときっと言うでしょう。
そんなものいつまでも持っててもしょうがないよ。と言うでしょうね。でも捨てきれない。
あの人は知り合った時に、すでに言ってました。
自分が死んだら、海に帰りたいと。
遺灰は海に流してほしい。お墓も仏壇もいらないと。
たぶん、あの人のことだから残された人への配慮だと思います。しかし、残された人はお盆やお彼岸や命日に手を合わせる場所がないと困ります。
小さい小さい仏壇だけは用意させていただきました。
お盆とお彼岸と命日には祭壇もきちんと用意しています。
いつまでも暗いわけではないんですけど、この時期と命日にはどうしても考えてしまいます。
みなさん知ってますか?
亡くなった日には意味があるって。
命日占いというものがあって365日亡くなった日にどういう意味があるのかきちんと決まっているそうです。
また残された人への想いも分かるそうですよ。
Amazonで命日占いという本があるのを発見して、本屋さんに行きました。あんなの見せられたら、泣いてしまいます。
みなさんの周りの大切な人の命日にどんな意味が込められているか一度確かめてみてください。
この先、自分がどう生きたらいいのか亡くなった人からの気持ちが込められています。

〜Lime〜

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