話しが出たついでに…
数年前に長く連れ添ったわたしの相方が若くして逝去しました。
あの人は、ある日突然冷たくなってました。
病死してしまったのです。
一カ月くらいまえから食事が入らなくなり、トイレに15分おきに行ってました。
本人は自分が病気だったと気づいていませんでした。
わたしの生きてきた中で一生の不覚でした。
気づいてあげれなかった。
床が血の海になってました。
吐血してしまったんです。
わたしは仕事でいませんでした。
うつ伏せだったので、起こしてみると紫色に変色していました。わたしの手を見たら血がついたので驚きました。
脈を測って心音を確かめてみましたが、止まってました。
身体を見渡すと死後硬直が始まっていて、硬くなってました。
寒い冬の日でした。
あの人と話した最後の会話は、
「お腹が空いたからお茶漬け食べる」でした。
最後のLINEは、「(わたしの名前)も身体温めないと」
その冬は特に寒さが厳しく、冷え込んでいたので、わたしを気遣ってくれたLINEでした。
あまりにも悲しくなり大声で泣いてしまいました。
すぐに救急車を呼びました。
救急隊員の方に心臓マッサージを促されました。
やってはみたものの、もう手遅れだとわかってましたが、
マッサージをしながら、「戻ってきて！戻ってきて！」と叫んでました。魂が戻ってきてほしくて必死でした。
しかし、救急車がきたときに隊員さんは警察に連絡してました。
自宅で亡くなっていたので、警察が間に入ります。
携帯やスマホもチェックされましたね。
2人の会話をチェックされて、わたしに殺意がないことを立証していました。仕方のないことですが、殺すわけないっしょと思ってましたね。
結局、解剖しますか？と聞かれて。
わたしは、いえ結構ですと答えました。
何故なら、死んだあの人の身体を傷つけたくなかったからです。病院から警察の遺体安置所に移されて、わたしは
いつ頃返してくれますか？と答えました。
遺体安置所なんて、寒くて冷える場所にあの人を放置したくなかったので。翌日に家に帰ってきました。
白い棺に入って。
２日くらい前まで、話をしていたあの人が冷たくなってました。もう会話出来ない…と思うと胸が張り裂けそうになり脳みそが破裂しそうになってました。
いてもたってもいられなくなり、誰かわたしを殺してくれないかな。と1年間苦しみました。
今、電車に飛び込んでも痛くないだろうなぁ…と初めて思いました。
自殺する人の気持ちが初めて分かりました。
その時って痛さは全く感じないと思いますよ。
そこまで精神的に追い込まれてましたので。
1週間は食べ物が喉を通らなくて10キロ痩せましたよ。
わたしはその日から毎日日記を書いてます。
もう4年間書き続けています。
ようやく落ち着いたときは2年が経過してました。
1年間は好きだった曲は聞けませんでしたね。
イントロがどこかで流れてくると涙が溢れてくるので。
あの人が最後に観た映画がAmazonプライム・ビデオで
コードブルーの劇場版2を観てました。
コードブルーが大好きでよく観ていたので
ミスターチルドレンの「HANABI」のイントロが流れてくるだけで、もう胸が張り裂けそうになります。
最近ようやくカラオケで歌えるようになりました。
皆さん…どんなにケンカしていようと、決してケンカ別れはいけません！次の日はもう話せないかもしれないから。
どんなにケンカしていようと別れるときは、笑顔で手を振ってください。
わたしからのお願いです。

〜Lime〜