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催眠術-解説的エッセイ-

 今回は長いので、しっかり目次を設けてみた。

裏事情

 今回2回目の参加となる、深夜の2時間DTM企画に作品を投稿するべく、また仕事終わりに制作を始めたのである。今度は仕事の無い日に実行しようと思う。

 この企画の時に毎回思っていたのは、ボーカロイドを用いたボーカル曲は耳にするものの、生歌が見当たらないなと思っていた。まあ、2時間で制作して出来るとしたら、自分で歌えないと厳しいし、ピッチ修正もオートメーションも書かないとだし、何より作詞をする時間が発生してしまうので、なかなか細かい作業が出来ない。

 何よりこの2時間企画とは、単純に2時間で制作を進めるというものとして緩くやっている側面はあるが、クオリティーをしっかり確保しながら作品を仕上げるには、日ごろの音源の研究だったり、楽器の処理で何処をEQしてあげると音が映えるのかという、ある程度の観察力、洞察力が磨かれているかどうかで大きく変わると思っている。要するに経験則が表れる企画でもあるのだ。

 その中で私は何を思ったのか、上記の事をあれこれ含め、歌ものを投稿したいという強い欲求が生まれた。ちなみにnoteではそのまま歌詞と共に投稿してしまったので触れていないのだが、歌っている人は私ではない。

 つまり、今回の楽曲は作詞作曲をした後、ピアノを弾いてから歌詞を当てている。しかも、メロを作っていた時点ではキーが2つ低かったのである。ピアノを弾いている最中に、2つあげちゃえ!と、さらにお願いしていたボーカリストに負担を強いるのであった。

 さすがに前回とは違い、トラックはピアノとボーカルのみなので、ボーカリストに音源を渡してテイクをもらうまでの間に、ある程度の下処理を行う事が出来た。なので、ピアノの処理に関しては問題ないものとしている。

 が、問題はやはりボーカルである。どうしても歌入れにかけられる時間が1時間も確保出来ないので、幾ら1コーラス分の尺とはいえだいぶ辛い作業だったのではないだろうか?

 もっとちゃんとピッチ修正をしてあげたかったし(作品なので)、ボーカルのダイナミクスをオケに合うようにオートメーションも書いてあげたかった(作品なので)。

楽曲解説

 今回のテーマは「催眠術」だったので、催眠術という曲名にした。作家として一切捻りのない曲名にしたことについて、何一つとして恥ずかしいとおもっていない。2時間クオリティーなんてそんなものである。

 基本的に私が楽曲を作るときというのは、作曲をしてからメロディーに歌詞を埋めていくタイプなので、メロディーやアレンジによって書く内容が決まってくる。というよりも、そこに影響が出るという形だ。

 今回も当然歌詞が後なので、このメロディーに当てていけるような、そんな言葉を選んでいった。

 所為トータルの作業で2時間なので、ストーリー性なんてものを一切考えていない。故にAメロとサビで繋がっているようで、全然繋がっていない。

 それでもこの楽曲のサビは結構気に入っている。この楽曲も作り直す事にしているのだが、サビの歌詞はそのまま使っていきたいぐらい、実は気に入っていたりする。

 再生を続けていると、何処となく卒業ソングにしていけそうな感じもあるにはあるのだが、正直私がもう30代なので、この年で卒業を意識するのもどうなのだろう?という謎理論でそっちの方向には持って行かないものと思われる。

 しかし、今までメロディーが浮かぶ時、誰かのシモネタを聞いた後に5分で作り終えるというような楽曲が何曲かあったのだが、作品に仕上げる所までの時間としては、最短だと思われる。何せ2時間で歌ものを作ったのはこの楽曲が初めてなので。ピアノオケのボーカルの曲でも3日ぐらいは掛かる。やろうと思えば出来るものである。要するにやる気の問題か?

組んでいるユニットの楽曲として仕上げます。

 noteでは触れていないし、まだ本格的な始動をしていないので何も告知が出来ていないのだが、実は一緒に事務所を作った社長には黙ってユニットを作っている。というより、noteに載せている楽曲は完全裏で遊んでいる楽曲なので、社長には一曲も聞かせていない。

 まあ、本業の作曲家としての活動とは別ベクトルの活動としてやっている。そんな中でのユニットで作品を作ろうとしているのだが、今回の楽曲はその中の一曲にする事となった。

 本格的な仕上がりはその頃に出来たらいいとなと考えている。勿論今回2時間で作ったバージョンのディテールをしっかり行ったバージョンは近いうちにちゃんとアップするつもりでいる。

歌詞と楽曲のリンク

 既に聞いて頂いている方も居るとは思うが、一応準備させてもらった。


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