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【エッセイ】お年頃SEの出張エピソード(霞ヶ関編)またの名を"初めての出張"

約40年前の若い頃の思い出をつづる、ただそれだけのお話。この、初めての出張の頃は本当に穴があったら入りたいことを、いろいろやらかしていたな…と思う。


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自分の失敗エピソードで、2回ほど書いたネタだが改めてその記事を貼ろう。


最初の方の記事を参考にしていただきたいが、とにかくやらかしてしまった。天然にも程があるだろう…と、お叱りを受けても何も言い返せない状況だった。「ほら、あの子が例の自動ドアの女子だよ」と、伝説の笑い話ネタに変わってしまったが。

そんな訳で、顧客には顔と名前はすぐに覚えられて、「君が来ると明るくなっていいよ」とさえ言われてしまった。まぁ、私の指導員の Nさんよりは愛想が良いとは自分でも思ったけれど。

当時としては最新鋭のパソコン(タモリがCMしていた)を、監視端末にする構想もあって「君、やってくれるよね」という話まで出てきたりした。まだ修行中の新米SEだし、上司に指示を仰がなくてはいけないのはわかっていた。なのに Nさんは「こいつにやらせましょうか」と応えるし。まぁ、実際の担当は Nさんだったが、一緒に新しいシステム開発をした。画面に表示させる予測値の計算式をBASICで組むのは、楽しかった。

顧客になんか妙に好かれて、テニスまで誘われた。 Nさんや営業も一緒だけれど。「仕事すると、休日もこんな風にお客さんと過ごさないとダメなんですか?」すると、たまたま顧客・ Nさん・営業の3名は同じ歳で、不思議な連帯感があるとのこと。仕事関係なく飲みに行ったりもしているらしい。顧客と癒着しているのでは…とも思ったが、全然違う、本当に同窓会のノリみたいだった。私にはよくわからない世界だ。とりあえずテニスも一度だけ顔を出したが、やっぱり場違いだと思ってやめた。ていうか、行くなよ!>自分

 Nさんから「次は盛岡で仕事するぞ」と言われた。大丈夫か?

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