見出し画像

連想ゲーム的な雑記9(ほぼ9/17の日記)

敬老の日の前の日曜日、いろんなことがあった。

まず、とても心に痛いことがあった。私よりも旦那の方がショックが大きいとは思うけれど。

旦那のテニス友だちが、最近『孤独死』しているのが発見されたそうだ。私もその人には何度か会ったことがあるし、1〜2ヶ月前にも旦那と共に居酒屋で一緒に飲食したからビックリである。ただ、体調は元々良くなかったそうで、亡くなられたのも心筋梗塞らしい。

日曜は、大阪に単身赴任中の長男が久々に関東に妻子に会いに戻るということで、お嫁さんと孫(一歳二ヶ月)と共に池袋で会う予定だった。で、旦那のお友だちの訃報… 旦那は朝イチでテニス仲間と、見送る会の打合せに出かけてからの合流。私もどうしたら良いのかわからず、旦那の指示通りに、打合せ帰りの電車での合流となった。

これから孫に会うというのに、しんみりとした道行。スマホで孫の最新ショットを見ながら「もう歩けるんだよね」とか「お誕生日プレゼントはどうしよう?」とか、ぽつりぽつりとしか言葉が出てこない。

それでも、渋谷で乗り換えたり池袋に着いて都会の雑踏にもまれているうちに、だんだん孫に会える喜びが勝ってきた。孫に会って、悲しみを忘れたい…そんな感じもした。

孫は、ガニ股歩きでトコトコと早くしっかり歩く。あちこち指差し、その方向に歩くのか…と思えば全然違う向きに走り出したり予測不可能だ。こんな体験は久しぶりだし、旦那にとってはほぼ初体験に近いだろう。

和食の店でランチをした。孫はよく食べる。持参した離乳食とバナナ1本を、6本しか生えていない歯で見事に完食した。メニューの本?をページパラパラして「あい!」と言いながら、私たちに『どうぞ』と渡す。「ありがとう」と受け取り今度は私たちが孫に「どうぞ!」と渡すと、手をパチパチ叩いて喜び、再び「あい!」と渡してくる。これの無限ループ。かわいい以外に言葉が浮かばない。

子ども服やおもちゃ売り場をのぞき、いろいろ買った。孫へ贈りそびれた誕生日プレゼントは、水で字や絵が描けるプレイマットにした。旦那は「まだ早いんじゃないか?」と懐疑的だったけれど、帰宅した長男家族はさっそく親子してお絵描きマットの虜となったようで、絵?を描きまくる孫の写真を送ってきた。

長男家族と別れた私たちは、渋谷で観光?することにし、scramble square の46階展望台へ向かった。というか、観るのにチケット購入が必要なことをその時知り、チケットは14階で販売していることや、14階へたどり着くエレベーターが1階から乗ろうとしても地下2階からの乗客で既に満室で、一度下に行くエレベーターに乗りそれから14階へ向かうのが良いことも学んだ。で…14階に着いたら、今日の展望チケットは完売していた。だったらエレベーター前に『本日のチケットは完売しました』と掲示しておけば良いのに…(ネットでの販売サイトを見ないと駄目みたいね)

「どうする?」
「メガネを直したい」

そう。さっき孫と遊んでいた時に、メガネを取られてかなり歪んでしまったのだ。まぁ、孫だけじゃなく職場で小学生の子どもたちの喧嘩の仲裁でも被害にあっていたから… 

「メガネ屋はどこだっけ?」
「JINS」
「… 溝の口にあるな。そこに行こう」

帰宅途中下車して、メガネ屋に入った。その後は、駅のそばの居酒屋でご飯食べて…

「あ、カラオケ屋があるよ!」
「時間はまだ早いし2時間歌うか」

持ち込み可のカラオケ屋だったので、コンビニで飲み物とお菓子も買って… 二人のカラオケ大会(採点付き)が始まった。

なんか私は『オフコース』祭り、旦那は『中島みゆき』祭り状態で歌いまくっていた。途中で旦那は『谷村新司』祭りに変わった。

「この歌、あいつ絶品だったんだよな」

その歌は『群青』。映画:連合艦隊の主題歌だった曲だ。(YOASOBIじゃないです)そして、あいつとは亡くなったお友だち。一度だけ10年位前に、旦那のテニス仲間たちとのカラオケ大会に参加して、お友だちの歌声を聞く機会があったけれど、その時は『天狼』を歌っていた。変な話し、谷村新司よりも上手いんじゃないか… そんな感じがする音程の確かさがあった。

「私、群青を歌うところ聴きたかったな…」
「95点以上出せたよ。あいつなら」

涙ぐみながら、旦那は歌っていた。私もオフコースを歌いながら、気持ちは亡くなった旦那のお友だちのことを偲んでいた。

歌って、涙流して… 意外と気持ちがスッキリして、帰宅した。帰り道では、息子たちから贈られた今日の孫の写真をたくさん眺めながら。

人生、いつ何が起きるかわからないから、今日一日を大切に生きていきたい… そんなことも考えながら。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?