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グルメ英単語 #24 ー 「X」は「乾性の」 X for Xeric

キッチン英語辞典 #1から #28 で、ざっとお料理に使う英単語や解説を見てきました。ここでは、それが使われるシチュエーションsituationに目を向けたいと思います。気軽にやってみたいと思うので、手軽に読んでいただけたら嬉しいです。
毎週月曜と木曜の午後2時ごろをターゲットにアップしているブログです。


それでは、

グルメ英単語の「X」


A : Now you decorate your plate with marigolds, which are xeric and will last pretty for a while.
B : Is the marigold edible?
A : These are from my xeriscaping yard and I know they are not poisonous.  But be warned some are.
B : I see.

A : それではマリゴールドの花でお皿を飾りましょう。マリーゴールドは乾性植物なので、しばらく綺麗に持ちます。
B : マリーゴールドは食用ですか?
A:これらは、私の乾式造園からとってきたものなので、毒性がないとわかってます。でも、毒性のもあるので気をつけてください。
B : わかりました。

と言うことで、

X for Xeric    「X」は「乾性の」

です。
実を言うと「X」から始まる単語って、あまりないので、ちょっと苦労しました。といっても、いつもより十分ぐらい、どうしようかなあ、と考えた程度ですが。

ここでは
marigold マリーゴールド
で、食事を飾り付けていますが、
お水がなくてもすぐに枯れないお花は、飾りつけるのにちょうどいいですね。

上の会話では、
食事を載せるプレートを飾るため、食用でないと危ないですが、
花瓶に入れてテーブルに飾るなら、いろいろな種類の乾性植物があります。
長持ちするので重宝すると思います。
有名なのは、紫が綺麗な Butterfly Bush  (buddleia)「バタフライブッシュ/フサウジウツギ」とか、Snow-in-Summer 「白耳菜草」などが、よく乾式庭園に植えられています。
切り花として家を飾るのに向いているかどうかは、毒性などを調べてください。

「 xeric 」がよく使われる表現は、


xeric shrublands 「乾性潅木地/乾性低木地」だと思います。
Grand Canyon「グランド・キャニオン」 やハワイの低木地帯など、
アメリカでも何ヶ所か有名な場所があります。
ただし、ここで、
arid と言う単語も「乾燥した/乾性の/不毛な」と言う単語である
と思い当たる方は多いと思います。
xeric shrubland に対して、arid dessert 「乾燥砂漠」と言う、
地理学的 geographical な分類があり、
それぞれの場所に成長する植物もまた分類されています。

乾燥低木地の方が、気温が低くて少しは雨が降る地域、
対して、
乾燥砂漠は気温が高い乾燥地域 arid region の中にあり、
雨も少ないけれど気温が高いため蒸気による湿気が多い地域です。 

Xeric flower や xeric plants乾性植物、とか耐水植物と訳して良いと思います。
ただ、xerophyte 「乾生植物(せいは生きるの生)/耐水植物」
と言う単語もあることを
ここに挙げておきます。

上の会話で、

xeriscape 「乾景観/節水園芸/ゼリスケープ/乾式造園」


などの訳が当たる単語 xeriscape のing形を使った、
乾燥造園が出てきます。
上の訳では乾燥造園にしましたが、
乾式造園、節水園芸園など、日本語の言い方で、これだ、と言うのがあれば
学びたいです。
イメージとしては、メキシコ風とか砂漠風とか、
そんな言葉で思い浮かぶ造園ですが、
最近では、水の使用が少ないことがSDGsにもマッチするとして、
注目を浴びています。
適切な植物の選定と、
灌水方法を基本とした、ランドスペースデザインによる、
資源エネルギーの節約を考えた造園のことなのだそうです。
手短に言えば、水撒きが少なくて済むと言うことでしょうか。

アメリカは、結構、
乾燥地帯に人工的に住居を作っているところがたくさんあります。
誰もが憧れるロサンゼルスだって、
飛行機で上空から近づいてきた時、
砂漠っぽい砂埃のかかった空気の中に、
突如、人間の築いた大都市とその周囲に広大に広がる居住区域が見えてきて、
何度見ても驚きます。
ロスだと規模が大きすぎて、あまり明確でないかもしれませんが、
ずっと昔、
中国西域の旅に行くため、敦煌に降り立った時、
砂漠の中に突如、緑の木々や綿の木の畑が見えて、ちょっと感動しました。
砂漠の中に造られた町だと実感したものです。

日本の成田空港上空で、
里山と、豊富な木を切り倒して作った緑のゴルフ場の間を飛んでいくと、
ホッとするのは、
私が砂漠の人間じゃないからではないかと思うのです。

水に恵まれている日本、感謝しないといけないですね。
普段は忘れてますけど。


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