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使える不動産英単語 #6 ー「F」は「詐欺行為」  F for “Fraud”

楽しい不動産英単語のVol.1~Vol.26で、ざっと不動産英単語と、その背景となる状況を見てきました。

ここでは、グルメ英単語のシリーズと同じく、「使える不動産英単語」シリーズとしてA~Zを見ていきます。毎週木曜日にアップ予定です。よろしくお願いします。


それでは、「F」

A man  : On the property deal I was almost caught by a fraud.

Friend : How did it happen?

A man : The property didn't belong to the guy who tried to sell it.

男A:不動産取引でもう少しで詐欺に引っかかるところだった。

友人:どうして?

男A:自分に所属しない不動産を、売ろうとしてたんだ


ということで、

F for Fraud 詐欺行為

にしてみました。

もちろん
「行為」を抜かした「詐欺」という訳も該当します。

詐欺に該当する英単語は、他にもいろいろあります。
よく使うのは、
swindle や scam などです。

ここで、

scam と scum を混同しないで

(また老婆心です。普通の人は混同しないかも)
scum はキッチン英語辞典でも出たように、灰汁(あく)の意味があります。


ここでは、法律事務所が開設している、

「不動産の詐欺の種類」

を見てみましょう。

WHAT ARE THE COMMON TYPES OF REAL ESTATE FRAUD?
<訳> 不動産詐欺ににみられる一般的な分類
VALUE FRAUD
Value fraud occurs when a seller provides a buyer with false information about the real estate property’s actual value. This type of fraud can happen when sellers omit valuable information regarding their features and other property information.
<訳> 価値詐欺
価値詐欺は、売り手が買い手に対し、不動産の実際の価値に対する虚偽の情報を提供することで起こります。この種の詐欺は、売り手が対象不動産の特性やその他の物件情報などに関する貴重な情報を省略することで、発生する可能性があります。
MORTGAGE FRAUD
Mortgage fraud becomes an issue when material information or crucial data relating to property results in one or multiple fraudulent transactions because of misrepresented material information.
<訳> 住宅ローン詐欺
間違った情報素材の表示により、1つあるいは複数の不正取引を引き起こすような場合、不動産に関する情報素材または重要データが、住宅ローン詐欺として問題になります。
TITLE FRAUD
Title fraud happens when the ownership of a property falsely changes or is occupied using fraudulent methods. For example, an individual may attempt to sell a property that does not belong to them. In this situation, an individual will pretend to be the rightful owner of the property.
<訳>  所有権詐欺/タイトル詐欺
タイトル詐欺は、不動産の所有権を不正に変更したり、不正な方法で占有した場合に発生します。例えば、個人が自分に属さない不動産を売ろうとする状況下で、その個人が不動産の正当な所有者であると、偽る場合などです。
FORECLOSURE FRAUD
Foreclosure fraud occurs when a property is wrongly foreclosed on, resulting in the homeowner moving out and giving up their home.
<訳> 差し押さえ詐欺
差し押さえ詐欺は、不動産が不当に差し押さえられることで、所有者が立ち退かされて家を手放す場合に起こり得ます。
SYNDICATOR FRAUD
Syndicator fraud can be tricky. A syndicator is an individual or entity that organizes investor groups to contribute money into massive funds.
<訳> シンジケーター詐欺
シンジケーター詐欺には巧妙なものがあります。シンジケーターとは、大規模ファンドに資金を拠出する投資家集団を組織している、個人または組織のことです。
The Mellor Law Firm のサイトより参照


これを見ると、

上の会話の詐欺は、

Title Fraud 所有権詐欺、に該当しますね。

不動産屋さんを信用して、買う気になっていたら、
実は所有者に売る気がなかったのに勝手に売りに出していたというのが、
昔は結構ありました。
売り手は最終的に、売らないと言えば良いわけですが、
(でも、知らない間に売りに出されてたらショックでしょうけど)
買い手は労力や時間を無駄にします。
詐欺ではないけれど、酷い目にあった、ぐらいには該当します。

所有者だと思っていた人が所有者じゃない場合、
最近の不動産屋さんに、その点抜かりはないはずですが、
不動産屋さんも一緒に騙されることはあり得ますね。
やはり、所有権がどこにあるか、
自分が慎重に調べるのも大事ですよね。

Photo by hanakardashian様、
素敵なイラスト、使わせていただきます。
ありがとうございます。
全体を乗せたいのですがどうしても切れてしまいます。
細部が面白いのに残念で申し訳ない。

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