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グルメ英単語 #21 ー 「U」は「調理器具」 U for Utensils

キッチン英語辞典 #1から#28 で、ざっとお料理に使う英単語や解説を見てきました。ここでは、それが使われるシチュエーションsituationに目を向けたいと思います。気軽にやってみたいと思うので、手軽に読んでいただけたら嬉しいです。
毎週月曜と木曜の午後2時ごろをターゲットにアップしているブログです。




それでは、

グルメ英単語の「U」


A : Among the Japanese kitchen utensils I like to buy knives.
B : I like to see the brass utensil shops.  They look beautiful on the web.
A : Anyway, we should visit Kappabashi Dougu street.
B : Good idea.

A : 日本の調理器具の中では、包丁が買いたい。
B : 私は銅製品の調理器具が見たい。ウェブサイトだとすごい綺麗。
A : どっちにしても合羽橋道具街に行こう。
B : いいね。

ということで、

U for Utensils 「U」は調理器具

です。
Utensil の定義は、
Cambridge Dictionary によると、
A tool with a particular use, especially in kitchen and house.
特定の用途がある器具、特にキッチンやハウスでのもの。
と、訳せると思います。
具体的には spatulas, knives and whisks しゃもじや包丁、泡立て器 等です。

キッチン英語辞典ー#3 第二章 調理器具 https://note.com/lindsay_journal/n/ne79dce52b5e3
を、ぜひ参照してみてください。

合羽橋は道具街と言うのですね。
英語でもホームページでDougugaiとなっています。
今にDouguが英語になるかもしれません。それほど観光客で賑わっています。

確かに、日本の道具って素晴らしいです。
海外のものは、デザインが可愛かったり作りが頑丈なものも多いですが、頑丈な分、重たいと感じること多しです。
特に日本の包丁は、海外でも高い評判を得ているようです。
その切れ味の良い刃に惚れ込んだ、と、いかに日本の包丁が素晴らしいか、
説明してくれるイギリス人の友人がいました。
そして、私が日本に行くたびに、
どこそこと言うブランドのなになにというタイプの包丁を全部で5本
買ってきてくれ、
などと頼まれるので辟易しました。
実はチェックインラゲッジにすれば、刃物も海外に持ってくることができました。今でもそうなのかわかりませんが…。
刃物を持って旅行している人って、私ならそばに寄りたくないですけど、
自分がそうなってしまった。

最近、京都の錦町市場を観光して、
友人にくっついて、
銅製品と包丁で有名な有次というお店を拝見しました。
赤銅色に輝く銅製品の美しさは眩いほどで、
思わず欲しくなりましたが、お値段もなかなかのものでした。
でも、思い返してみると、
私はずっと日本から母が持たせてくれた銅の鍋2種類で、
新婚から20年ほどをやり過ごしていました。
「いいものだから持って行きなさい」
「ええ?、こんなの向こうで買うからいいよ」
「いいから!」
などという会話の挙句にもたされたのですが、
結構高いものくれてたんだなあ、と、
今更ながら、ずいぶん前に亡くなった母親に思いを馳せました。
銅製品は磨けば復活もするし、シチューなどは美味しく煮込めた気がします。
ですが、取っての木枠が緩んでしまったのと、
引越しの荷物の多さに、
あの2種類の鍋を捨てたのは、もう5年以上前です。

他にも、
昔は多かった結婚式の引き出物にいただいた、銅のぐい呑みやビールマグが、
うちには結構あります。
あまり使ってませんが。


ところで、上の会話では、

銅製品を brass で対訳しています。

brass は真鍮銅製品は copper products ではないか、
と思った方もいると思います。
この二つは、厳密には違うもので、
銅に亜鉛 zinc を20%以上混ぜたものが真鍮だそうです。
日本で銅製品といった場合はcopper の赤銅色が多いと思いますし、
海外でも調理器具はこちらが多いと思いますが、
英語の会話では まとめて brass ということが多いように思いました。

Brass band ブラスバンド、管弦楽団
黄色い黄金色の輝きが真鍮、つまりブラスです。

では、銅メダルの銅 bronze は?
と思われた方も多いと思います。
ブロンズもブラスに錫/スズ tin を合わせた合金 alloy です。
合わせるものは錫と限らず、いろいろ用途によって専門が分かれますが、
一般に、ブラスより硬くて、
輝かせるのに磨きの量が多いということです。


金属のことは大変詳しくなるので、私などの知識では及びもつきません。
でも、ヨーロッパやイギリスなどで、
ビールマグやトロフィーの置物などを指して、
ピューター pewter というのを
聞いたことがありませんか?
ピューターは鈍い銀色の輝きです。
私はこれを、スズ製品と覚えていましたが、
正確な日本語では「しろめ」というらしいです。
でも、「しろめ(白目/白鑞)」なんて言われてわかる人はいるのでしょうか。
もしかしたら、
わからないのは私だけ?


そういえば、遠い昔、
海外の自動車生産ラインで通訳をしていた頃、
プレス部門Stamping Department で、
盛んに galvanize という単語が使われていました。
誰も亜鉛メッキ加工などという人はなく、
それも、電気を流して加工する特殊なものだったようですが、
私などに詳しい理論がわかるはずもなく。
日本人もアメリカ人も、「ガルバナイズ」と連発していたのを、ふと思い出したのでした。


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