14.原画の描き方〜日常編

1.まず、自分で芝居をします。
キャラクターになりきって、やりましょう。

2.それをビデオに撮ります。
機材が身近な時代で、本当に良かった! ケータイで撮りましょう。

3.再生して、全体の尺をみる。
カット尺に対して、短すぎたり、長すぎたり、していませんか。
いろいろ試しましょう。

4.動きを分解する。
動きを細かく分解します。
ここからここまで何秒何コマ、と計ります。
複合的な動きも、個々分解してしまいましょう。

腕をあげる、足を運ぶ、物を取る、全部細かくタイミングをとってください。

5.それを元にシートを付けます。
ここからここまでこの動き、というのをマーキングしましょう。

6.必要な絵を、原画を割り出す。
原画の絵は「動きの頂点」です。
動きの「最大値」を描きます。

そうすると、動きが複合的な場合(よくある)、最大値のタイミングがずれているので、原画枚数は増えることになるでしょう。

どこまで動画に任せられるか、計算しながらやりましょう(動画に任せる部分は「中割りで済むところ」です)

*注*
ここで「中割り」を多用する場合、動画が「どこからどこを中割りするのか、その順番」まで計算してやりましょう。
動画におんぶに抱っこしないよう。
相手はあなたよりキャリアが無いかもしれません。

7.動きをキャラクターに寄せましょう。
このままだと「これ、あなたであってキャラじゃ無いよね?」と言われます。

最初になりきり芝居をしてますが、それだと多分不完全です。

〜〜以上です。

日常芝居は難しいと言われますが、逆に、参考にできるものは沢山あります。
想像力だけだと限界がありますが、ものをよく見る、という原点に返りましょう。

#アニメ #原画

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