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高校生がハマっているマンガTOP2は、男女ともに「推しの子」「SPY×FAMILY」

高校生に、今年もマンガに関する調査を行いました。ふだんマンガを読む頻度やマンガから受けた影響、高校生がいまハマっているマンガについてリサーチしました。


1.「週1日以上」マンガを読む高校生が全体の6割弱!

高校生に、マンガ・コミック・マンガ雑誌など、紙の本、電子書籍すべて含めて、ふだんどのくらいマンガを読んでいるか聞きました。

全体で16%の高校生が「マンガはまったく読まない」と回答し、昨年の調査とほぼ同じ割合で、8割以上の高校生は、ふだんからマンガを読んでいることがわかります。
読む頻度としてもっとも割合が高かったのは、「ほぼ毎日読む」で約3割。「ほぼ毎日読む」「週4~5日読む」「週1~3日読む」を合わせた「週1日以上読む」という高校生の割合は、全体で6割弱。昨年から大きな変化はみられませんでした。

男女別でも大きな差はみられませんでしたが、学年別にみると、「週1日以上読む」高校生の割合は低学年になるほど高くなっていました。特に、1年生では6割強とやや高めの割合でした。

2.マンガから受けた影響は?「知識が増えた」「まわりの人との会話がはずんだ・話題が増えた」

ふだんマンガを読むと回答した高校生に、マンガから何か影響を受けたことがあるかを聞きました。

全体のTOP2は僅差で「知識が増えた」「まわりの人との会話がはずんだ・話題が増えた」いずれも5割強の高い割合で、男女別でもそれぞれTOP2にランクイン。高校生はマンガを楽しみながら、新しい知識を吸収したり、周囲の人とのコミュニケーションをとったりしているようです。全体の3位以降は、「趣味ができた」「想像力が豊かになった」が4割台で続きました。

男女別にみると、全体的にJKのほうが各項目の割合が高めです。DKと比べてJKでは、「まわりの人との会話がはずんだ・話題が増えた」「趣味ができた」「想像力が豊かになった」「励まされた」の割合が高くなりました。「趣味ができた」は、特に高1・高2JKで5割超と高い割合に。また、「想像力が豊かになった」「励まされた」は高1JKで高めの割合でした。男女ともに、5位には「価値観・人生観が変わった」が3割強でランクインしました。

学年別にみると、「友達ができた・増えた」は高2DK、高1JKで割合が高く3割超でした。JKで9位の「恋愛に役立った」は、高2JKで1割台後半と高めでしたランキング外ですが「勉強に興味を持った・始めた」は、2年生で割合が高く約15%でした。卒業後の進路を考え始めて、勉強を意識する人もいそうですね。

3.ハマっているマンガTOP2は、男女ともに「推しの子」「SPY×FAMILY」!

ふだんマンガを読む高校生に、マンガ・コミック・マンガ雑誌など、紙の本、電子書籍すべて含めて、ハマっているマンガについて聞きました(2023年6月時点)。

男女ともに、TOPは「推しの子」となりました。『週刊ヤングジャンプ』に連載中の「推しの子」は、2023年4月からアニメ放送もスタート。LINEリサーチで実施した最新6月期の若年流行調査でも圧倒的1位でした。また、高校生の好きなミュージシャン1位の「YOASOBI」が手がけるオープニング主題歌の「アイドル」も話題です。

昨年(2022年)の調査で、ハマっているマンガのTOPだった「SPY×FAMILY」は、今年は2位にランクイン。2023年10月にはTVアニメのSeason2、12月には映画版の上映も予定されています。

男女別にみると、JKの3位には「山田くんとLv999の恋をする」がランクイン。失恋した女子大生とイケメンプロゲーマーの男子高校生とのラブコメディーで、2023年4月からはTVアニメ放送もスタート。 JKの6位には「ハイキュー!!」がランクイン。JKの10位には同率で悪魔学校での奮闘と成長を描くアニメ「魔入りました!入間くん」や、「薬屋のひとりごと」が並びました。

ランキング外ですが、トイレの花子さんを題材にした「地縛少年花子くん」、悩みやコンプレックスを抱えた女性たちを描く「明日、私は誰かのカノジョ」も、DKよりもJKで高い割合でした。 また、JKでは恋愛系のマンガも人気があり、「ヲタクに恋は難しい」「ハニーレモンソーダ」「わたしの幸せな結婚」など、DKに比べてJKで割合が高くなりました。

一方DKは、3位に昨年と同じく「ONE PIECE」がランクイン。引き続きDKで高い人気を獲得しています。そのほかJKよりもDKで人気だったのは、「進撃の巨人」「怪獣8号」「五等分の花嫁」でした。

昨年はランキング外だった「チェンソーマン」ですが、今年はJKで7位、DKで5位と男女ともにランクイン。チェンソーの悪魔となった主人公が、悪魔を倒すダークヒーローとして活躍する作品で、2022年にTVアニメ化もされました。


高校生はふだんからマンガを通してコミュニケーションをとったり、知識を増やしたりなどよい影響を受けているようです。人気の作品として昨年から「SPY×FAMILY」が高い人気を継続しつつも、「推しの子」や「チェンソーマン」などの新しい顔ぶれもみられました。来年はどんな作品がランクインするか楽しみですね。

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【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
実施時期:2023年6月19日~2023年6月21日
有効回収数:1003サンプル
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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