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ガンプラのために(でかい)撮影ブースを買ったのでレビュー

先日、MGグフVersion2.0を3年の歳月をかけて(大袈裟)完成させ、記事にさせていただいた。

なーんだ、またガンプラの話?と思ったそこの読者の貴方!お待ちあれ。
今回はメルカリやヤフオクなどで出品される方々、お作りになった料理画像を共有されている方々にも有用な記事になる可能性が、50%くらい含まれている。もしかしたら、だけど。

先のグフ完成記事で完成写真を撮影してみたものの、背景をモノトーンにするためのアイテムは黒い端切れ布しか所持していなかったので、それを利用して撮影した。この布が薄くて強い照明を当てると布の後ろにある壁が透けて見えた。幸い写真には写らないみたいだったが。

撮影に使用したカメラはNikon D500というそこそこの一眼レフなのに、近接用のレンズを持ってないのと、私の超ド下手くそな腕前のせいも重なってロクな写真が撮れなかった。
ネットで探せば超絶キレイな、見ているとため息が出るような美しいガンプラ完成画像がボロボロ出てくる。
近接撮影用のマクロレンズ買えばこういう写真が撮れるのか?

いや、iPhoneで撮りました、とかコメント付いてる場合もあって卒倒しそうになる。マジで、、、これがiPhoneの威力なのか?
Appleの広告よりインパクトあるぞ私には。
しかも私だってiPhoneユーザだ。(会社の携帯だけど)
よく考えてみれば、Webで見る解像度であればもうスマホのカメラレンズで十分だし、特にブツ撮りの近接撮影ならたしかに、と頷き始める。

ということは?大切なのはライティング、つまり照明と撮影環境次第でスマホでも十分に美麗な画が作れるということか!

少し調べると美麗ガンプラ写真を撮っている方々は撮影ブースなるものを使用しているらしい。ふむふむ。早速Amazonと楽天で検索だ。

スクリーンショット 2021-05-21 12.30.48

なるほど、大小様々なサイズがあり、基本的にはコンパクトに折りたたみ可能で、LED照明の輝度や色味を調光できるか、ライトを角度調整できるか、などが選択のポイントになりそうだ。

30分ほど物色してAmazonで60cmx60cmサイズをポチる。


40cmx40cmと一回り小さいサイズもあったが、こちらは1/144 ガンプラならOK、とレビューにあった。MGのガンプラは1/100で20cm弱ほどあり、少し引きの画を撮ると背景横のつなぎ目、すなわちブースの角が写り込むらしい。トリミング前提なら問題ない、とも。
まぁ、大は小を兼ねると言うし、折り畳めるならさしたる問題はなかろう!

2日後。
出張中に妻からのLINE。
「何頼んだ?めちゃくちゃ巨大な箱が宅配ロッカーに入ってるけど。」
「お、そうだった。来たか。」

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妻もガンプラを組む程度の理解があるとは言え、私の浪費癖にはさすがに閉口といった様相。

帰宅して現物を確認。
でかい!60cm四方なので想像はしていたが、でかい。
夕食を取るのもそっちのけで、早速開梱して組み立て。折りたたまれたブースを一度展開してベルクロテープで貼り合わせるだけなので簡単。30秒で終わる。
その後LED照明を取り付け、電源を接続してここまでも2分くらいで完了する。あとは6色の背景用PVC素材(薄いプラスチックの様)を内部に取り付ければセットアップ完了。
レビューにもあったがこのPVCをブース上部に差し込むだけになっていて、油断するとずるりと脱落する。ここだけ対策が必要だな。

ガンプラ作成モード(モニタやキーボードを移設)にしたデスク上にぴったり収まった。
知ってた。計測してなかったけど感覚的に行けると思っていた。(たまたま)

早速撮影をしてみる。
LEDの照明は2本入っていて合計252個のLEDが装備されている。らしい。数えないけど。
LEDユニットの右側に見えるのは調光用のコントローラで電源ON/OFF、輝度と色温度(3200〜5500K、200K刻み)の変更ができる。

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こちらが背景用のPVCスクリーン。
ブース本体よりもこちらの置き場に困るくらい重たいし、でかい。
一番手前はオレンジに見えるが肌色に近い色合い。

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さて、それでは実際にデスクに設置して撮影してみよう。
LEDライトユニットはこんな感じで上端にフックさせて使う。確度は自由に変更可能だ。画像では拡散布をライトの下に装着している。これも付属品でありちゃんとブース内に装着用のベルクロがある。

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先日記事の画像と比較できるようにMGグフVersion2.0でテストショット。
黒背景シートを設置した状態で、先程の拡散布は外してある。
背景シートは手前と右奥が浮いているが気にせず撮影してみる。
ちなみに画像のスマホ用三脚も付属しており、意外に重宝した。

手前の蓋を開けたこの状態だと、モデル前面に照明の当たりが弱くなるので、正面から反射させたいため手前側のブース蓋を閉めて撮影する。

そうするとシャッターが押せなくなるので、ここでApple Watchの出番である。
Watchのカメラシャッターアプリを起動すると、このようにiPhoneが捉えている画像がリアルタイムに表示される。あとはApple Watch側のシャッターを切れば撮影できる。買ってよかったApple Watch。

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Apple Watchが無くても、ブースの手前の蓋は上・中・下と3箇所の撮影窓が開けられるようにベルクロで蓋が貼られているので、そこからレンズを覗かせれば撮影できるので心配ご無用。

ここからは撮影ブースを使って撮影した画像を、数枚ギャラリーとして掲載させていただく。
先日の完成記事と見比べていただくと、笑っちゃうくらい画像のクオリティが違う。


ほとんどの画像はiPhone12で撮影しました。(してやったり)
まずは白背景でアオリ気味。
やや光量が足りていないが、拡散布を付けて輝度を落とし気味にするとこんな感じになった。

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次は黒背景で正面から。先日の完成記事にも似たようなアングルの画像あり。だが画像の出来が全く違う。ザクとは違うのだよ、ザクとは!!

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今回お気に入りのベストショット。モノアイ(目ン玉)も見えるし、ヒートサーベルもアチアチな感じに写って凛々しい立ち姿。

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撮影ブース到着に合わせてアクションベースという飾り台を購入したので、せっかくだからアクティブな画像が撮りたくて、またザクII登場。
ザクがダッシュしてる後ろで、グフがジャンプしながら斬りつけるシーンが作りたかったが、支え棒の根本がカパカパに緩くて、後重心なポーズでないとバランスが取れなかった。
そのうち根元のパーツを改修しようと思う。

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最後の1枚だけ、唯一デジタル一眼レフで撮影したもの。
ブラウザで見る程度だと、拡大しても違いはiPhoneと変わらない気がする。よーく見ると右足が後ろの方にあるのでボケたりはしているが。

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冒頭に書いたように、ネットで物販されたり、料理ブログをやっていらっしゃる方も撮影ブースを使えば、今までの写真と見違えるようなクオリティで手軽に撮影できると思うので心からオススメしたい。
通販の企業さんとかも普通に利用されているようであり、ネットで探すと本当にサイズも種類も豊富なので吟味いただければと。

ガンプラ同志の貴方ならMG(1/100)であれば今回の60cmサイズを強く推奨したい。
おそらく40cmだとすぐに背景の横面の繋ぎ部分が写り込む。
HG(1/144)なら40cmでも問題無いかと思われる。

いやしかし、買ってよかった。
意外に場所取るので片付ける場所が悩ましいけど。

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今回はここまで!
最後まで読んでいただけた貴方には感謝しかございません。
少しでもどなたかの参考になれたなら幸いです。
スキを押されるとスマホを振って喜びます。(iPhone取り消しコマンド)
また別の記事でもお会いできることを心から祈っております。

サポートしようかな?と考えていただいたそこの素敵な貴方。 本当にありがとうございます。 サポートいただいたらお返しします。 お互いのnoteを盛り上げていきましょう。