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「僕らがボードゲームを作る理由」

竹田「気がついたら、僕たちボードゲームを3つも作ってますね」
田中「そうですね。なんで本屋なのにこんなにゲームだしてるんですかね」
竹田「僕が聞きたいな」
田中「僕がゲーム好きだからですね」
竹田「そうそう、うちのお店でのイベントって読書会のイメージがありますが、最初にやったイベントは田中さん主催のボードゲーム会でしたね」
田中「お店にお客さんを呼ぶために何かしなきゃと思って、企画しました」
竹田「僕もすっかりボードゲームにはまりましたね」
田中「それが8年前くらいで、当時からずっと自分たちでもゲーム出したいねと話しました」
竹田「いろいろ考えましたね。本屋を経営するゲームとか。取次業を体験するゲームとか。やるのは楽しいけど、作るのちょーむずい」
田中「僕がゲーム好きすぎて完成度に厳しいので発売にはいたりませんでした」
竹田「そこで、プロのゲームデザイナーさんにルールを作ってもらうことを考えたんでしたね」
田中「ずっと、ボードゲームを一緒に遊んでいた人が、天才デザイナーだったことを思い出しました」
竹田「そこで生まれたのが、『アメリカンブックショップ』でしたね」
田中「ぶっちゃけ、作ったらめっちゃ売れました」
竹田「ルールはゲームのプロが作ってくれたので、面白さは保証されていたので、本屋が出すという点を重視して、本屋を題材にして、おまけにミニブックをつけたり、パッケージを本の形にしたりしました」
田中「いま作っている新作の『カードゲーム「すべてがちょっとずつ優しい世界」』も僕たちにしか出来ないことを考えて、ライオン堂にちなんだ作家の方をお誘いして本屋らしさを大切にしながら作ってますね」

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竹田「ゲームの楽しさと本屋さんとして何かを売るということを両立させることを大事にしています」
田中「これを読んでいるみなさんに伝えたいことは、僕らのつくっているゲームめっちゃ面白いよってことです」
竹田「僕はボードゲームに関しては完全な素人ですが、ルールとストーリーのバランスがとってもいいと自負してます。複雑過ぎず、簡単過ぎず、かつ内容が本屋や物語と重なる」
田中「アナログゲームってルールを理解したり人を誘ったり、準備の段階でハードルがあるんですが、ちょっとでもそれが易しくなるように作っています」
竹田「どういうことですか?」
田中「ルールに関しては「ありそうでなかった面白いゲーム」を作る天才デザイナーに頼んでいます。全く新しいものって人と共有しにくいと思うんですけど、初心者のひとにも分かりやすくなってると思います」
竹田「それは、田中さんがうちのお店でのボードゲーム会で、ゲームにそれほど詳しくないお客さんに説明をたくさんしてきたっていうのもあるかもしれませんね」
田中「あと、デザインにこだわってるのは、人を誘いやすくするためです。どんなに面白くても興味を持ってもらうキッカケがないと、遊ぶ人が見つかりませんから」
竹田「今後も、本はもちろんのこと、いろんなボードゲームを作っていきたいですね」
田中「現代小説とコラボしたボードゲームとかも作りたいな」

これからも僕らが作るゲームをお楽しみに!

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カードゲーム「すべてがちょっとずつ優しい世界」好評予約受付中!

ゲーム詳細はこちらから
https://liondo.thebase.in/items/36600524

プレイ人数:2~4人
プレイ時間:15~30分
対象年齢:8~100歳
価格:2600円
発売日:2021年1月

原作・イラスト:西島大介
ゲームデザイン:新澤大樹(サークル倦怠期)
アートワーク:山中麻未
企画:田中佳祐
発行:双子のライオン堂

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