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【西武ライオンズ 今日の見どころ】猛打賞 犠飛 四球…記録づくめの栗山巧 5000勝決める一打に期待

●昨シーズン8勝15敗のバファローズに勝ち越し 

【27日◇バファローズ‐ライオンズ23回戦(京セラドーム)14:00】
【ライオンズ球団通算5,000勝まで、あと1勝】
今井達也の自己最多144球の熱投に、山川穂高の山本由伸から4年ぶりとなるホームラン。最後は代打・栗山巧の決勝犠牲フライで、連敗を2で止めたライオンズ。これでバファローズとの対戦成績が13勝9敗となり、2019年以来このカード3年ぶりの勝ち越しとなった。

特に山本由伸に2勝5敗、宮城大弥に0勝6敗と苦戦した昨シーズンは、8勝15敗2分と大きく負け越し。結果的にバファローズ25年ぶりのリーグ優勝と、ライオンズ42年ぶりの最下位の大きな要因となった。

バファローズ戦  ライオンズ投手勝敗

今シーズンのバファローズ戦では、佐々木健が3勝、エンス、隅田知一郎が1勝ずつと、昨シーズンはひとつもなかった左投手による勝利が5勝ある。このあたりはシーズンオフの補強の成果とも言えるだろう。

●栗山の猛打賞 犠飛 四球に注目 

決勝打の栗山巧は、今週ここまで8打数5安打1本塁打5打点。指名打者であろうと、代打であろうと、求められた場所で、期待を超える結果を残している。

8月25日マリーンズ戦では1試合3安打。5月28日のベイスターズ戦以来、今シーズン2度目の猛打賞を記録した。これで栗山の猛打賞は、通算126回となった。

ライオンズ 通算猛打賞回数ランキング

ライオンズの猛打賞の球団最多記録は松井稼頭央の137回で、それに続くのが秋山翔吾(現カープ)の128回だ。栗山の126回は球団歴代3位で、今シーズン中にも秋山を抜いて、単独2位に浮上する可能性があり、将来的には「松井稼頭央超え」も夢じゃない。

また26日の延長10回表に放った犠牲フライで、栗山の犠飛の数は通算71となった。すでにライオンズの球団最多記録を更新しており、現役選手の通算ランキングでもトップに立っているのだが、今回71犠飛となったことで、松原誠、原辰徳を抜いて、歴代ランキングでも単独16位となった。こちらは歴代トップ10入りが狙えるのだ。

ライオンズ 通算犠飛ランキング
現役選手 通算犠飛ランキング
歴代 通算犠飛ランキング

もうひとつ注目したいのが、栗山の四球の数だ。通算992四球は、犠飛同様すでにライオンズの球団最多記録をマークしているのだが、今シーズン中にも史上17人目となる1000四球に、手が届く位置につけている。

ライオンズ 通算四球ランキング
現役選手 通算四球ランキング
歴代 通算四球ランキング

球団通算5000勝に王手を掛けたライオンズ。きょうのバファローズの先発がサウスポーの宮城大弥だけに、栗山のスタメン出場の可能性は薄いかもしれないが、ライオンズファンからすると「ミスター・レオ」の一振りで、球団通算5000勝が決まるような展開だと、理想なのだが…。

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