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【西武ライオンズ 今日の見どころ オフシーズン編】明治神宮大会開幕 上田大河の大商大が 日本文理大と対戦

●大会初日から大商大が登場 ドラフト2位上田が先発か

【15日◇大阪商業大‐日本文理大(神宮)13:30】
大学4年生にとっては、最後の大会となる明治神宮野球大会が、きょう開幕。全国各地の代表予選を勝ち抜いた9校と、東京六大学と東都大学野球の秋季リーグ戦優勝校の、あわせて11校が秋の大学日本一を目指しての戦いがスタートする。

きょうの第3試合では、関西地区の第2代表となった大阪商業大学が、九州地区代表の日本文理大学と対戦。ライオンズのドラフト2位で、先日球団の指名あいさつが行われたばかりの上田大河の登板が予想される。

●関西代表決定戦では 4日間で3試合に登板

同じ大商大の4年生投手で、カープからドラフト2位指名された高(たか)太一が、今月2日から行われた代表決定戦では、左足首を捻挫したため、ベンチを外れていた。

そのため代表決定戦では、上田が4日間で3試合に登板。リリーフ、リリーフ、先発のフル回転ながら、自身3連勝。関西大との第2代表決定戦では、131球を投げて7安打2失点(自責点1)の完投勝利で、見事神宮への切符を掴み取ってみせた。

上田大河  代表決定戦 投球内容   ※延長10回タイブレーク

きょうから始まる本大会では、高は登録メンバー入りしたが、ブランク明けになることを考慮すると、再び上田がフル回転する可能性もある。

まだ明治神宮大会での優勝がない大商大。昨年のこの大会では、惜しくもベスト4に終わっている。

上田にはくれぐれも故障に気をつけて、シーズンオフのたびに沈みがちなライオンズファンの気持ちが明るくなるようなピッチングを期待したい。

(トーナメント表・日程などは「(財)日本学生野球協会 公式サイト」をご参照ください)

●1回戦突破なら ドラフト指名選手5人がそろう一戦に

きょうの試合に大商大が勝利すると、17日に予定されている2回戦では青山学院大と対戦することなる。

実現すれば、上田大河、高太一の大商大、常廣羽也斗(カープ1位)、下村海翔(タイガース1位)、中島大輔(イーグルス6位)の青学大と、今年ドラフト指名された選手が5人も顔をそろえる、ひじょうに注目度の高い対決になる。

そのほか、ライオンズに関係するところでは、元カープの左腕投手で、現ライオンズ球団本部の広池浩司副部長を父に持つ、慶應義塾大の広池浩成(ひろなり)投手が1年生ながら、登録メンバー入りしている。

まだリーグ戦での登板は1試合(1イニング)のみだが、今月行われた新人戦に相当するフレッシュ・トーナメントでは、最速151㎞/hを計測して話題を集めた投手だ。

これからプロの世界に飛び込もうとする若者たちの戦いが始まる一方で、鎌ヶ谷スタジアムでは12球団合同トライアウトが開催される。

来シーズンの戦力になってくれそうな“掘り出し物”が見つかってくれるのが一番だが、ライオンズの退団選手のなかから、NPBはもちろん、社会人、独立リーグ…。どこかしら野球人生を完全燃焼できる所属先が見つかることを祈りたい。

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