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【西武ライオンズ 今日の見どころ】ライオンズ 球団通算5000勝まで あと2勝 

●2リーグ制後誕生の球団で 初の5000勝が目前 

【24日◇マリーンズ‐ライオンズ21回戦(ZOZOマリン)18:00】
【ライオンズ球団通算5,000勝まで、あと2勝】
1950年に西鉄クリッパーズとして誕生してから、積み重ねた勝利が4998勝。球団通算5000勝の大きな節目の勝利まで、あと2勝と迫ったライオンズ。早ければ、このマリーンズ3連戦の3戦目が、メモリアルゲームになる。

ライオンズ 通算勝利数(2022年8月23日現在)

すでに巨人、阪神、中日、オリックス、ソフトバンクの5球団が通算5000勝に到達しており、ライオンズで史上6球団目になるのだが、これまでの5球団はいずれも1リーグ時代に誕生しており、セ・パ2リーグ分裂後の1950年以降に誕生した球団のなかでは、ライオンズが最も速い5000勝到達になる。

5000勝到達のペースでは、最も速かったのが巨人の8777試合で、それに続くのがソフトバンクの9889試合になる。現在9822試合で4998勝のライオンズがソフトバンクの試合数を抜くのは、まず間違いない。

日本プロ野球 5000勝到達チーム(2022年8月23日現在)

日本ハムのように、1リーグ時代に誕生して、まだ5000勝に到達していない球団もあるなかで、9連覇を経験している巨人に次ぐ、史上2番目の速さでの5000勝なのだから、ライオンズがどれほどのペースで勝利してきたのか。その常勝ぶりがうかがえる。

とはいえ、福岡時代には、いわゆる「黒い霧事件」前後の暗黒期があり、埼玉移転後の1982年から樹立した25年連続Aクラスが途切れて以降の、近年の低迷期があったりもする。

ライオンズ 記念勝利(500勝ごと)

500勝するのに、だいたい7年掛かっており、試合数で比較すると、2500~3000勝した時期は、まさに黄金時代の真っ只中。わずか859試合で500勝しているのに対して、球団のメインスポンサー交代や身売りが続いた1500~2000勝の時代には、500勝するのに1205試合も掛かっている。

2008年に4000勝してからの500勝には1027試合掛かったが、4500勝からの500勝には980試合掛からずに到達できそうで、辻󠄀体制になってからの巻き返しぶりがうかがえる。

球団誕生から72年目。埼玉移転から数えても、すでに今年で43年目になる。ライオンズの歴史の1ページが、間もなく刻まれようとしている。

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