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【西武ライオンズ 今日の見どころ】昨シーズンの対決は 松本が美馬に投げ勝つ

●開幕20試合で4度の無失点勝利は27年ぶり

【20日◇ライオンズ‐マリーンズ4回戦(ベルーナドーム)18:00】
来日初登板初先発のスミスが7回をノーヒットに抑える圧巻のピッチング。プロ野球史上5度目となる継投ノーヒットノーランは惜しくも逃したものの、平良海馬、増田達至の3投手による無失点リレー。開幕20試合を終えて、今シーズンの無失点勝利は早くも4試合目となった(ほかに、無失点での引き分けが1試合)。

2018年から無失点試合の数が、二桁に届いていないライオンズ。昨シーズンなどは最初の無失点勝利が、5月8日のホークス8回戦。開幕から35試合目にしてやっとのことだった。

開幕20試合で4度の無失点勝利をしたのは、東尾修監督就任1年目だった1995年以来、じつに27年ぶりになる。「投高打低」が指摘されている今シーズンのパ・リーグではあるが、ライオンズ積年の課題だった投手力の整備が、着実に進んでいると言えそうだ。

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ちなみにライオンズのシーズン最多無失点勝利は、1956年の32試合。これは1965年のタイガースと並ぶ日本プロ野球タイ記録になる。現在の5試合に1試合ペースのままなら、シーズンの無失点勝利は28.6試合になる計算だ。はたしてプロ野球記録に、どこまで近づくことができるだろうか。

●昨シーズン 美馬は対ライオンズ3勝1敗

今日のマリーンズ先発・美馬学は、昨シーズンライオンズ戦に4試合先発して3勝1敗。イーグルス時代の美馬は通算5勝10敗とライオンズを苦手にしており、先発に転向してからライオンズ戦で勝ち越したのは、昨シーズンが初めてのことだった。新天地での投球の組み立てや配球が、美馬の新たな一面を引き出しているのかもしれない。

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そんな美馬が昨シーズンのライオンズ戦で、唯一投げ負けた相手が松本航だ。5月15日、ZOZOマリンでの対戦は美馬・松本の両先発が互いに譲らず、7回を終わって0対0の投手戦。

迎えた8回表、先頭の愛斗の二塁打を足掛かりに、源田壮亮、山川穂高のタイムリーなどで、ライオンズが一挙3得点。8回を2安打無失点に抑えた松本に軍配が上がっている。

今日の試合にライオンズが勝てば、6カードぶりにして、今月初となるカード勝ち越し。試合前の段階で、マリーンズとライオンズのゲーム差は0.5。順位を入れ換えるチャンスでもある。4月最初のZOZOマリンでの3連戦で3連敗した借りを、まずは2連勝で返しておきたい。


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