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【西武ライオンズ 今日の見どころ】マリーンズ戦6連敗なら18年ぶり 久々登板の今井は安田と中村奨吾に要注意

●今井 8失点K・OされたZOZOマリンから再出発

【4日◇マリーンズ‐ライオンズ10回戦(ZOZOマリン)18:00】
3連敗中のライオンズは、およそ5週間ぶりの1軍登板となる今井達也が先発する。

開幕3連勝でスタートした今井だったが、5月9日マリーンズ戦で6失点して、今シーズン初黒星。続くファイターズ戦こそ8回2失点と好投したが、24日のマリーンズ戦では自身ワーストタイとなる3被本塁打、同じくワーストタイとの8失点。2軍での再調整を余儀なくされた。

登録抹消の2週間後に、イースタンの試合では投げていたので、大きな故障などではなく、おそらく現場レベルでしか分からない技術的な狂いや疲労などの問題が生じていたのだろう。

ただ、イースタン最初の登板となった6月10日のイーグルス戦では、1回表からいきなり先頭打者に四球を与えると、暴投やホームランで失点を重ねるピッチング。「この様子では、1軍復帰まで時間を要するかもしれない」と不安を感じさせたのだが、そのあとは6回1失点、8回1失点と、まずまずの内容で、きょうの登板を迎えることになった。

今井達也 イースタン投球内容 (5月26日登録抹消後のみ)

●大宮でヒットを打たれた安田、中村に要注意

マリーンズの打線のなかで、今井が特に注意すべき打者が、安田尚憲と中村奨吾だ。

4月13日県営大宮で、ノーヒットピッチングを続けていた今井相手に、8回表1死からヒットを放ち、大記録を阻止したのが安田だった。その余勢をかってなのか、5月24日には2打席連続の3ランホームラン。3回途中で、今井をマウンドから引きずり降ろしてみせた。

今シーズン 安田尚憲 対今井達也 (丸数字は打点)

中村奨吾も大宮の最終打席でヒットを打つと、5月9日の対戦では4打数4安打1本塁打の大当たり。すると24日は警戒のあまりか、今井が2打席連続四球を与えてしまい、後続の安田にホームランを打たれる悪循環。現在、中村には7打席連続出塁を許している。

今シーズン 中村奨吾 対今井達也 (同上)

つまりは、ノーヒットノーランにあと一歩と迫った大宮の試合で、ヒットを打たれた打者ふたりに、そのあと良いようにやられてしまっているのだ。

安田については、昨シーズンまでも通算16打数7安打と、よく打たれており、何をしてもタイミングが合ってしまう相手なのかもしれないが、中村に関しては1割台の被打率に抑えていたのだ。配球などを工夫して、できる限り出塁をさせない対策を練りたい。

安田尚憲(左)・中村奨吾(右) 対今井達也 通算成績

●マリーンズ戦6連敗になると 18年ぶり

マリーンズ戦は4月26日から現在5連敗中。きょうも敗れて、マリーンズ相手にシーズン6連敗となると、2005年以来18年ぶり。本拠地を所沢に移転してからは2度目のこととなる。このままズルズルいくと、今シーズンずっと’お得意様’にされかねない。

今井にとっては、2軍に降格する直接の原因となったZOZOマリンでのマリーンズ戦。奮い立つものがあるはずだ。チームの連敗と、マリーンズ戦の連敗、そして今井本人の連敗をそれぞれストップする、リベンジからの再出発を期待したい。

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