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【西武ライオンズ 今日の見どころ】ライオンズ史上初 武内デビュー2戦2勝なるか

●初登板初勝利 次戦も勝利した投手がいないライオンズ

【10日◇ライオンズ‐マリーンズ2回戦(ベルーナ)18:00】
ヒットの数は少なくても、一度のチャンスを着実に得点にする千葉ロッテマリーンズと、塁上を賑わすだけで、あと1本の出ないライオンズ。9勝16敗と大きく負け越した昨シーズンとまるで同じ形で、今シーズン最初の対戦も敗れてしまった。

今回のカードは2連戦のため、初戦に敗れたことで、開幕から続いていたライオンズのカード勝ち越しは「3」でストップしてしまった。

少なくとも1勝1敗のタイには持ち込みたい。そんな今夜の試合に先発するのは、1週間前のプロ初登板で初勝利、今シーズンの新人一番乗りで勝利投手となった武内夏暉だ。

武内より前、ライオンズにはプロ初登板初勝利した投手が(2年目の今井達也を含めて)10人いるのだが、いずれも次の登板機会では勝利できず。デビューから2戦2勝した投手が、まだいない。

※1 初勝利したのがシーズン最終戦 翌82年は1軍登板なし
※2 プロ2年目 初登板初勝利         ※3 5回表終了時 雨天コールド 

あの155km/hの衝撃デビュー登板をした松坂大輔も、中6日で先発した続く近鉄バファローズ戦では、9イニング155球を投げて2失点(自責点0)。プロ初完投をしたのだが、打線の援護に恵まれず、敗戦投手になっていた。

2年前の隅田知一郎、佐藤隼輔も「2試合目の壁」は越えられなかった。きょう武内が勝てば、ライオンズ史上初めてのデビュー2試合連続勝利となる。

●きょう被本塁打なければ 2リーグ制後のプロ野球新記録に

また、きのう(9日)の試合で今シーズン最多となる5失点をしたライオンズ投手陣だが、開幕してから10試合、依然としてまだ誰ひとりホームランを打たれていない。

7日の記事(開幕9試合連続 被本塁打なしの球団新記録なるか)でも紹介したが、開幕から被本塁打のない試合の球団記録は、すでに更新した。

2リーグ制後、開幕戦から最も長く被本塁打がなかったのが、2016年千葉ロッテマリーンズの10試合だ。現在ライオンズはこの記録に並んでおり、きょうの試合でも本塁打を許さなければ、新記録の達成となる。

ルーキーであることは承知しているが、前回の武内の安定したピッチングを見ると、つい大きな期待を掛けたくなる。

開幕11試合連続被本塁打なしのプロ野球記録(2リーグ制後)と、ライオンズ初のデビュー2戦2勝を達成してもらい、この2連戦を1勝1敗で終えたい。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         

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