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【西武ライオンズ 今日の見どころ】記録的貧打のなか 対田中将大15年ぶりのシーズン3連勝なるか

●田中将大 ライオンズ戦は5球団で唯一負け越し

【12日◇ライオンズ‐イーグルス7回戦(ベルーナ)18:00】
きょうの両先発、松本航と田中将大は4月6日以来、今シーズン2度目の顔合わせ。前回はペイトンの来日初ホームランと山川穂高の適時二塁打であげた2点を守り切り、6回無失点に抑えた松本が、7回1失点の田中に投げ勝っている。

田中将大とは2週間前の4月28日にも対戦。このときも1回裏に中村剛也がいきなりの2ランでライオンズが先制。7回まで投げた田中だったが、この2点に泣いて敗戦投手になった。

今シーズンの田中はライオンズ相手に14イニング投げて失点3。防御率1.93に抑えているのだが、0勝2敗。不運とか相性とかいった言葉を使いたくなるような結果に終わっている。

日米通算200勝に、残り8。NPBだけで通算114勝をあげている田中将大だが、新人の頃からライオンズ戦では負けが先行。パ・リーグ5球団のなかで、唯一負け越している相手になる。

田中将大 対戦球団別成績

NPBのキャリアのなかで、田中が同じ相手に3連敗したことは過去4度。そのうち同一シーズンで3連敗したのは、2008年のライオンズ戦と、日本に復帰した21年ファイターズ戦だけだ。

田中将大  同一球団3連敗以上

ライオンズ側からすれば、きょう勝てば、対田中15年ぶりのシーズン3連勝となる。

●今月すでに完封負け3度 球団記録を更新するペース

とはいえ、きのう(11日)は再三のチャンスをモノにできず、今シーズン4度目のシャットアウト負け。史上最速ペースで完封負けが増えているドラゴンズばかりが話題になっているが、ライオンズのほうも5月に入っての8試合で、すでに完封負けが3度となった。

ライオンズの月間最多の完封負けは5度(多数あり、最新は2018年5月)なのだが、まだ今月は半月も過ぎておらず、残りの試合数からすれば、記録を更新してもおかしくない。

シーズン完封負けの球団記録は、西鉄時代の1964年の19試合。現在33試合を消化して4度だから、143試合で17.3試合になるペース。こちらにも到達しような貧打ぶりだ。

わずか2週間で3連敗が3度と、ただでさえチーム状態の良くないところに、グラウンド外の報道も重なった。いまは根拠に乏しい相性といったモノにもすがりたい。窮状を救う、ニュー・ヒーローの出現が待たれる。




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