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最近プレイしたゲームの感想あれこれ⑨

エアコンがいらないほど暖かいと思いきや急に寒くなったり気温が安定しない日々が続いていましたが、暖かくなって色んなものごとが動き始める春の雰囲気は毎年変わらずいいものだなと思います。

今月は6本のゲームを遊んだので感想を書いていきます!
遊びたいゲームの本数に対して遊ぶペースが一生追いつかない。


①Snacko

プレイ時間:45時間
都会での生活に疲れ、新たな生活を求めてお気楽な友人ネコ・ミカンと共に"スナッコ島"へやってきた主人公ネコとなって
農園を管理しながら島内を探索し、町に新たな建物を建てて住人を呼び込み島の復興を目指すキュートな農業ライフシミュレーション。

ざっくりいうと『Stardew Valley+どうぶつの森』みたいなゲームで、農業・クラフト・釣り・冒険・建築・フィールドの装飾・住人との交流&恋愛(←恋愛だけよく分からないけどあるらしい)と盛りだくさんの内容です。

ゲーム開始直後にひと悶着もありつつ
スナッコ島での新生活を始めた二匹のネコたち
お約束のように荒れ果てた農地を
一から開拓していくことに。

メインストーリーもしっかり用意されていて、スナッコ島はかつて女神の祝福で豊かに繁栄していたのですが、ある時から危険な瘴気が島のあちこちに発生するようになり
やがてこの瘴気の原因は「捧げものがないことに腹を立てた狭量な女神による呪い」と結論づけられ、大半の住人は呪いを恐れて島を離れてしまい今住んでいるのはノブというおじいちゃんネコだけ。

しかし、本当は女神に何かあったのではないのか?女神は島のどこかで今も眠っているのでは?…という真実を確かめるため、瘴気を払う方法を探りながら島中を探索していくことになります。

『女神の行方を追いつつ町を作り復興させる』という明確な目標が用意されているため目的迷子になることがなく、ストーリーの進行・町づくり共に農業・探索・クラフトをバランスよくこなさないと進められないようになっているので忙しくて楽しい!
ただクラフトの素材がどれもまぁまぁ重ためで結構な時間を素材集めに取られるので、スローなライフが送りたい方は要注意。

多くの住人が立ち去り
廃屋とガレキだけが残された町
新たな住人を島へ呼び入れて
活気ある姿を取り戻そう!

日本語訳は現在Beta版のみ選択可能となっていて未翻訳の文章が多く、日本語訳の部分も手動翻訳と機械翻訳が混ざってる状態なので今すぐ遊ぶ場合は自力で英文を読むか翻訳ツールを駆使して遊ぶ必要があります。
(手動翻訳の部分はとても自然に翻訳されています💮💯)

なにかで見たことある
公民館の修復もある
なにかで見たことある
魚や絵画の展示スペースもある

プレイ状況としては現時点で進められるところはおそらく終わり、早期アクセス中につき未実装のコンテンツもまだ色々あるけれど大きなバグもなくグラフィックもかわいくクリアまで十分楽しめたので今後のアップデートに期待…!
農業シムが好きでグラフィックに惹かれた方は今から遊んでもよし、ウィッシュリストに入れて正式リリースを待ってもよしな良作ネコチャンゲーム🐱☘️

②Papercut Art Gallery-Nature

プレイ時間:2.5時間
ピースを組み合わせて立体的なペーパーアート風のイラストを完成させる全32ステージの癒し系ジグソーパズルゲーム。Natureと書いてある通り自然をテーマにした植物や動物などのイラストが多め。

完成形が分からないので、細切れになったパーツの形を観察しつつこれは何になるんだろうと思いながら少しずつ埋めていくうちに「あ、こういうイラストになるんだ!」って分かっていく過程が楽しいです。イラストはどれもキレイでかわいい。

途中から無心で遊んでいたらしく気付いたら終わっていました。楽しかったのでもうちょっと遊びたいな~と思い、続編やDLCがもし出たらまたやりたいです🌼☘️

③ハウスフリッパー2(&ハウスフリッパー1DLC)

プレイ時間:45時間(全実績達成まで)
ゴミにまみれてあちこち汚れきった物件を買い取りキレイに修繕&リノベーションして販売しながら一流のハウスフリッパーを目指す大人気シム『ハウスフリッパー』の続編。

今作は"ある事情により不名誉な噂が広まっている一軒の家"を手入れするために、ハウスフリッパーもとい何でも屋さんとなって3つの町の住人たちの様々な依頼をこなしながら腕を磨いていくというメインストーリーの他、自身で一から家を建てたり自らクエストを発注出来るサンドボックスモードが追加されました。

友人の協力のもと、ハウスフリッパーとしての
第一歩を踏み出す主人公。
色んな訳あり物件を
掃除して手入れしてピカピカに。

今月は実績回収しようと1も並行して遊んでいたんですが、1と比べてここは良くなったな~!と思った点としては主に以下6つ。
①グラフィックがキレイ
②動作が軽い(気のせいかと思ったらレビューでも挙げられてた)
③生活感のある小物が増えた
④壁紙・ファブリックに使えるオシャレな柄・パターンが増えた
⑤壁紙が1マス単位で貼れるようになった
⑥フリッパーツールがめちゃくちゃ便利(特にスタイルのコピペ)

オシャレだ…
オシャレだ…

家具やインテリアも材質・色など細かく設定できるようになったのでイス一つ取っても仕上がりや雰囲気が違うものが作れて、さらに壁紙の『1マスずつ貼れるようになった』というかなり大きな変更点も加わりデザインの自由度がかなり上がりました。
その家に住む住人一人一人の個性や生活感が表しやすくなったのはすっごく嬉しいし、ミッションの物件を見てこういう表現が出来るようになったんだなと発見していくのも面白かったです。

掃除ついでに荷物の整理やら
紛失したものの捜索やらお願いしてくる依頼人たち

反面、ゲームにリアル志向を入れるようになったのが気になって、例えば部屋の中を片づけるときにゴミ袋がいっぱいになったら捨てに行かなきゃならないとか、床にベッドなどの家具やカーペットがあったらその部分は床材を貼れない(透過されないので全部どかさないといけない)みたいなのは単純に作業効率が悪くなってるのでこれはやや残念。

全体的により遊びやすくカジュアルになり総合的には1の正統進化版ではあるんですが、ゲームの値段が1からほぼ倍になったことも踏まえるとボリューム不足感が否めない印象も受け(特にミッション)
ゲーム自体は楽しい…!楽しい!けど!オススメ!!とも言い切れない結構微妙なラインです。楽しいは間違いなく楽しい…!
シリーズをこれから初めてやるなら1からやった方がいいかな(大型セールの時とかだと数百円くらいで買えるので)という感じ。

とはいえロードマップを見る限りこれからもどんどんコンテンツなど更新されていく予定っぽいのでのんびり追いかけていきたいなと思います😊🎶

※おまけ:ハウスフリッパーDLC攻略

プレイ時間:計218時間
2のついでに1のまだ遊んでないDLCも終わらせようと思ってPets DLCFarm DLCを遊びました。結論、Pets DLCがめちゃくちゃ良かった!
文字通り「自宅でペットを飼えるようになるコンテンツ&関連家具が追加」「自宅で畑を作り馬・牛・鶏などを飼育できるようになるコンテンツとちょっとした小屋の新築や部屋の拡張ができる建築ツール&関連家具が追加」という内容のDLCになっています。

動物がいる!

Farm DLCは自然に囲まれた農場系の物件が増え、動物もアルパカとかも飼えるようになって楽しい。畑で育てた作物をご褒美として動物たちにあげられるという要素が非常に良い。

犬猫を始め色んな動物を飼える神DLC

Pets DLCは犬猫だけではなくうさぎ・ハムスター・モルモット・ネズミ・インコ・オウム・ヘビ・亀・イグアナ・熱帯魚・クモと予想よりはるかに色々飼えてびっくりしました。
各動物専用のケージやかわいいペット用品も沢山追加されて、ベッドやソファを設置したら寝てくれるし、撫でられるし、おもちゃで遊べるし、犬猫はパートナーとして仕事に連れていけるし、犬は性格によって仕事手伝ってくれる(かわいい)し、そうじゃない子はただいるだけ(かわいい)し、犬洗えるし最高か…?大満足が過ぎるのだが…?

犬がおもちゃを咥えてどこかへ行ってそのまま放置する(のでよく分からないところにおもちゃが転がってる)のがあまりにも犬過ぎる。

ソファーでくつろぐ犬
佇まいが異様にかわいいうさぎ
黒ネコチャン
分かりにくいけどヘビ
(爬虫類も好きです)

ゲーム内で主人公(プレイヤー)の衣食住をあまり気に掛けない方で、町とか施設とかばかり立派にして自分の家はボロいままみたいな状況がよくあり本作でも一番最初のオフィスに住み続けてたんですけど、
動物を飼うにはさすがに手狭なので引っ越して掃除して庭の芝刈って馬や牛たちの住まいも用意して
動物の世話をしたり遊んだりしてるうちに大分満ち足りてしまい「ここを終の住み処として余生を過ごそう…👨‍🦳」みたいな引退モードに入っています。

実績もようやく全て達成したので実際一旦終わろうかなと思っていたところ、2が出たにも関わらずなんとまだ1で新規DLC(料理)が今後リリース予定&フリーコンテンツ追加の予定などあるようです。ここまで来たら最後まで付き合うしかない。

④Eye On The World

プレイ時間:1時間
ボクセルアートで形作られたかわいい小さな世界に隠された何かを探すアイテム探しゲーム。

この世界は市民の安全を守るためあらゆる場所に監視カメラが設置されていて、ただ当然反発の声もあるので有用性を示すため『特別観察官』としてカメラを切り替えながら落し物・迷子・不審人物・猫(猫の安全を守るのはとても大事なことだから)などを探していくという設定になっています。

カメラを切り替えながら
探し物を見つけよう

カメラを切り替えてアイテムを探すという設定がユニークで、動く乗り物(電車とか)の上に猫が乗ってたりすることもあるので画面をよく観察する必要があり
ボクセルなのでどうしてもちょっと見づらい箇所はあるんですが意地悪な配置は無くヒントを使うか迷ってるうちに見つかる程よい難易度。

ステージ自体は全部で4つとそんなに多くはないけれど色んなロケーションを様々な視点から眺められるのが楽しくて遊び心のいっぱいの良い作品。

⑤Subway Midnight

プレイ時間:5.3時間
うっかり迷い込んでしまった奇妙で不気味な電車内を進みつつ、車内にいるオバケたちを手助けしながら脱出を目指すホラーADV。
ポップなグラフィックが特徴的で、目がチカチカするような演出(激しい明滅など)もちらほらあるので苦手な方は注意。

バラバラの空間に繋がる地下鉄を進みながら
オバケたちと交流していきます

ゲームは車内で出会う7人のオバケたちが抱える心残りや未練に繋がるアイテムをステージ上から見つけ出して渡すことで特殊なイベントが発生し、何人のオバケを救えたかによってEDも分岐していきます。
ステージはちょっとした追いかけられ要素・アクション・パズルなどがありどれも難易度は優しめ。一箇所だけガッツリ脅かし要素があるんですがお化け屋敷感覚でサクサク進めてホラー苦手な方でも遊びやすいかも。

ホラー描写はこんな感じだよ~という例
(この子?が出てくる辺りがホラー要素強め)

EDは全部で3つ、1周目は確定バッドエンドで全て見るためには最低3周する必要があり2周目以降はクリア済みのステージは自動でスキップされるので周回のハードルが低いのもうれしい◎
3つめのEDに行く方法だけ分からず調べたところ「2つめのEDを見た状態で現実時間の深夜(0時台?)にゲームを起動する」でした。タイトルがヒントのやつ…!

セリフがないのでキャラクターたちに何があってどんなやり取りをしているのかは彼らの身振りなどから察するしかないのですが3つめのEDまで見て完結する話だなと思いました。
世界観を楽しむという面が強いのでグラフィックに惹かれた方にオススメです。

⑥OU

プレイ時間:8時間
夢の中のような不思議な世界『ウクロニア』で目を覚ました記憶喪失の主人公を操作して、しっぽに炎を灯すオポッサム・サリーに導かれながらウクロニアの世界を旅するストーリー主導型ADV。

ゲームの内容はかなりシンプルで、基本的にただ左に進んでいくだけ。主人公には名前がなく、記憶がなく、語る言葉も持たず、出来ることといえばカバンの中にあった付箋を気になるものに貼り、時折投げる。それだけ。

なのでゲーム性自体は薄くてゲームの形をした物語を読んでいるという感覚に近いのですが、道端の小石ひとつ、空気の流れを表す線一本まで余さずきっちり描かれた緻密なアナログタッチのグラフィックが非常にキレイでサリーたちの台詞回しや付箋の説明書きなど世界観を彩る要素がとにかく素晴らしいです。

一番最初に貼る付箋の言葉がすでに良い。
ウクロニアの水先案内人であるサリーと
共にひたすら左へ進んでいく。

付箋の説明がとても好きで、文章はどれもこれもなんでもないかのように書かれているけれどそれは一人一人の深層心理にあるなにかに対する漠然とした不安や恐怖であり、郷愁であり、諦めであり、寂しさであり、優しさや愛情である…というように色んな感情が内包されていて
ある一つの付箋に書かれた言葉にひどく心を揺さぶられて思わず泣いてしまい、琴線というか人の心の弱い部分に触れてくる文章だなぁと思いました。

私が泣いてしまった付箋は別にあるけど、
こういう言葉で絶えず語り掛けてくるOUの世界

物語は計5つのEDに分岐し、ウクロニアという世界とOUという物語の全容を知るには最低でも3周する必要があって1周辺りのプレイ時間は短めなので雰囲気が好きだなと思った方はぜひ遊んでみて欲しいです。
全てが分かったあとだとゲームの説明文にある「なにかと だれかの あいだで。」という言葉がぴったりだと感じるし、ある意味で誰もがその存在を知っている物語だったと思います。


今月はSnackoとハウスフリッパーだけでプレイ時間が100時間超えたので本数としてはあまり遊べなかったけどどれも楽しかった!
ADVとかパズルってプレイ時間が短めなのでついつい優先してやってしまいがちなんですが、RPGやシミュレーションなどのクリアまでに時間が掛かるゲームが溜まってきているのでしばらくはその辺りを中心にやっていこうと思っています👍

それではまた🌳🏵️

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